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2010年11月29日月曜日

ハラビロヘリカメムシ


  • たぶん、ハラビロヘリカメムシ腹広縁亀虫
  •  Homoeocerus dilatatus (Horvath, 1879)
  •  Coreidae ヘリカメムシ科  Coreinae
  • 22.11.28 茨城南部の里山で 14mm程度 マメ科の害虫とされています。
  • ホシハラビロヘリカメムシとハラビロヘリカメムシはよく似ているようです。
  • 朽木に潜んでいたこのカメムシは、見た瞬間、お腹の幅が広いと感じました。
  • その後、調べたところ、背中の小黒点がはっきりせず、やや橙色っぽい翅が透けているようにみえたこと。
  • 第1触角節が眼を含む頭の幅よりあきらかに長いというわけではなく、頭頂とほぼ等しと思われること。
  • 以上から、ハラビロヘリカメムシとしました。なお、第2、第3触角節は少し扁平になるようですが、はっきりは確認できませんでした。
参考
北隆館 原色昆虫大図鑑ⅢP147


2010年11月22日月曜日

ガヤドリナガミツブタケ


  • ガヤドリナガミツブタケ 蛾宿長実粒茸
  • Cordyceps tubercutata (Leb.) Maire
  • バッカクキン科、冬虫夏草属
  • 22.11.20 茨城南部の里山で
  • 蛾の成虫に寄生する冬虫夏草
  • ツブノスズメガタケともいうようです。
  • 寄生されているのは、ヤガ科のノコメセダカヨトウのようです。
参考
  きのこ専科 Mash Room

  みんなで作る日本産蛾類図鑑(菌類に寄生された蛾)


2010年11月9日火曜日

アブラススキヒゲナガアブラムシ


  • アブラススキヒゲナガアブラムシ 油薄鬚長蚜虫
  • Sitobion  yasumatsui Moritsu, 1958 
  • Aphididae アブラムシ科
  • Aphidinae アブラムシ亜科
  • Macrosiphini ヒゲナガアブラムシ族
  • 22.11.9 つくば植物園で
  • ススキの花穂についていました。
  • 体色は黄赤色~赤褐色で、腹部背面が広範囲に光沢のある黒色をしており、角状管は黒色で長め。尾片は淡色でやや長め。
参考
  全国農村教育協会「アブラムシ入門図鑑」松本嘉幸著 P44
    虫ナビ

キクヒメヒゲナガアブラムシ


  • キクヒメヒゲナガアブラムシ 菊姫鬚長蚜虫
  • Macrosiphoniella sanborni (Gillette, 1908) 
  • Aphididae アブラムシ科
  • Aphidinae アブラムシ亜科
  • Macrosiphini ヒゲナガアブラムシ族
  • 22.11.8 家の庭のキクで
  • 体は赤褐色から暗褐色で光沢がある
  • 触角、角状管、尾片は暗色
  • 成虫の触角は体長より長い
  • 15~20℃のやや涼しい気温が適している
参考
  松本嘉幸著 全農教「アブラムシ入門図鑑」P73

2010年11月8日月曜日

ブチヒゲクロカスミカメ



  • ブチヒゲクロカスミカメ 斑鬚黒霞亀
  • Adelphocoris triannulatus (Stal, 1858)
  • Miridae カスミカメムシ科
  • Mirinae亜科
  • 22.11.06 茨城南部の里山で
  • 7,8mm程度
  • 楔状部の中央に黄白色の紋を持つ。
  • 小盾板と膜質部を除いた半翅鞘には伏毛が多い。
  • 触覚は黒色で、第2節以下の基部に淡黄褐色の部分がある。
  • 似た種が多いですが、以上からブチヒゲクロカスミカメとしました。
参考 北隆館「原色昆虫大図鑑Ⅲ」P167


キゴシハナアブ 黄腰花虻

キゴシハナアブ♂
キゴシハナアブ♀
  • キゴシハナアブ 黄腰花虻
  • Eristalinus (Lathyrophthalmus)  quinquestriatus (Fabricius, 1794)
  • Syrphidae ハナアブ科
  • Milesiinae  ナミハナアブ亜科
  • Eristalini ナミハナアブ族 )
  • Eristalinus タテジマクロハナアブ属
  • Eristalinus (Lathyrophthalmus)  ホシメハナアブ亜属

  • 10月29日 美浦村で
  • 10mm程度
  • 複眼に粉を散らしたような模様があり、胸に明瞭な縦じまがある(cf. ホシメハナアブの♀には細い縦じまがある)
  • 雄と雌では模様などにやや違いがあり、黄腰というのは、雄のほうが当てはまっているように感じます。
  • なお、種小名の quinquestriatus というのは、五本の縞のというような意味になると思われますが、体の色が銅黒色として、胸部の黄色の縞を数えるのでしょう。
参考
ハナアブの世界