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2012年7月29日日曜日

ムネアカセンチコガネ

ムネアカセンチコガネ 胸赤雪隠金亀子(黄金虫)
Bolbocerosoma nigroplagiatum
Geotrupidae  センチコガネ科

○2012.07.29 家の庭(♂追加)
  • 前胸背板の突起がはっきり見えます。


○2012.05.30 家の庭で(♂)

  • 体長12mm程度
  • ♂は頭部や前胸背板に小さな突起があるとされているので、この個体は♂のようです。
  • 斑紋に変異があるようで、図鑑よっては、前胸背板が黒い個体の写真が載っていました。
  • この種については、センチコガネ科とするもの、コガネムシ科とするもの、ムネアカセンチコガネ科とするものなど、分類が流動的なようですが、MOKUROKUにしたがって、センチコガネ科としました。




2012年7月28日土曜日

コスカシバ

コスカシバ 小透翅
Synanthedon hector


Sesiidae スカシバガ科
Sesiinae スカシバガ亜科
○2012.07.28 茨城南部(♂)
  • 触角は棍棒状。尾部には、雌には房状、♂には軍配状の鱗毛があるそうです。
  • この個体は軍配状なので、♂
  • モモブトスカシバなどは、脚が毛深いのですが、コスカシバの脚は、あまり毛がなく、黄色でお洒落です。
  • 横からの写真を撮っていたら、逃げてしまいました。ボケていますが、とりあえず乗せておきます。
  • コスカシバの仲間(Synanthedon属)は皆似ているようです。腹部の黄色の条模様で区別するのでしょうね。



【スカシバ亜科33種のうち 掲載種】


2012年7月27日金曜日

ギンシャチホコ 銀天社蛾

Harpyia umbrosa (Staudinger, 1892)

315230760000
Notodontidae シャチホコガ科
○2012.07.27 幼虫その後3
  • 随分なおデブです。縮んでいますが、40mm以上。もう終齢と思われます。

  • 一緒に、飼育箱に入っていた幼虫は蛹化しだしました。


○2012.07.08 幼虫その後2
  • だいぶ大きくなり、緑色が目立ってきました。
  • ギンシャチホコの幼虫で間違いないようです。


○2012.06.27 幼虫その後
  • 3匹ほど、飼育箱に確保したのですが、まだ何匹か、コナラにいます。
  • 8mm程度で少し育ったのでしょうか?


○2012.06.25 家の庭で

  • コナラの葉裏で 5mm程度
  • 2齢になるのでしょうか、まだ、若齢なので虫の糞に擬態しているように見えました。
  • あちらこちらのサイトを覗いても、形状はほぼ同様でも、色や大きさが異なり、同じような幼虫は見つかりませんので、疑問が残ります。
  • 終齢は45mm程度になるようですので、暫く観察する予定で、飼育箱行きを予定しています。





2012年7月21日土曜日

アケビコノハ 通草木葉蛾

Eudocima tyrannus (Guenée, 1852)

Noctuidae ヤガ科
Calpinae (エグリバ類)
○2012.07.21 茨城南部の里山(夜の観察会)で
緑型
○2012.05.19 里山で(幼虫)

  • 終齢ではないようです。
  • カラフルです。


○ 2011.11.04 家の庭(成虫)
  • 庭の手入れをしていて見つけました。
  • 椿は常緑なので、かくれんぼは、いまいちですね。
  • 内側は鮮やか
○ 2009.10.28 庭のアケビ(通草、木通)で(幼虫、蛹)
  • ポッテとして、目玉模様が特徴
  • 頭を丸めて、尾部を持ち上げて、おかしなつかまり方です。
  • 本当は、数枚の葉で覆われているはずですが・・・
  • 数日後には、見当たらなくなっていました。目立ち過ぎだったのかもしれません。





ホソバセセリ


ホソバセセリ 細翅挵(蝶)
Isoteinon lamprospilus

Hesperiidae セセリチョウ科
Hesperiinae セセリチョウ亜科
○2012.07.21 茨城南部の里山(夜の観察会)で
  • 夜8時半頃。初見です。
  • 蝶も夜寝るのだそうですが、普段は近づけないほど近づいて写真を撮ることができました。
  • なにしろ、目を閉じるわけでもないので、区別は難しいのですが、動かないこと、前翅が後翅に隠れるように見えること、さらに触角を翅の中に隠している場合もあるようです。
  • 食草はススキなどのようですが、平地や市街地では見られないなど、局地的にしか見られないようです。

ハネナシコロギス


ハネナシコロギス 羽無蟋蟋螽
Nippancistroger testaceus

Gryllacrididae コロギス科
○2012.07.21 茨城南部(夜の観察会)で ♂
  • 昼は見かけないのですが、葉の上で。長い触角ですね。
  • 驚くと、すぐに葉から飛び降りて隠れてしまいます。


ニイニイゼミ

ニイニイゼミ にいにい蝉
Platypleura kaempferi

Cicadidae セミ科
Cicadinae セミ亜科
○2012.07.21 茨城南部の里山(夜の観察会)で
  • 18時30分集合で探し始めると、あちこちの木で幼虫が脚を開いてしっかりと木に掴まって、羽化の開始です。


  • だいぶ、体がでてきている個体を観察。反り返りながら、体を抜いていきます。殻の気門に糸でつながっていて、糸をひいているのが、見えました。

  • 観察を始めて30分を経過。脚を時々動かして、脚が固まるまで待ってから、腹筋運動のように体を持ち上げて、殻にしっかり掴まって、お尻を抜きました。


  • 同じころに、羽化を始めた個体を1時間15分後にみてみると、緑がかっていますが、蝉らしくなっていました。

  • これは、羽化終了でしょう。それにしても、夜の6時過ぎには羽化が始まっているのですね。


2012年7月17日火曜日

オオトゲシラホシカメムシ


オオトゲシラホシカメムシ 大棘白星亀虫
Eysarcoris lewisi

Pentatomidae カメムシ科
Pentatominae カメムシ亜科
○2012.07.17 白馬五竜(高山植物園)で

  • 1650m位のところで
  • 北日本に多いカメムシのようです。
  • トゲシラホシカメムシとよく似ているようです。腹部を確認してこなかったのですが、前胸背の側角が長く突出し、鋭いようですので、オオトゲシラホシカメムシとしました。

     日本原色カメムシ図鑑 図版102 解説P224



フタスジチョウ


フタスジチョウ 二条蝶
Neptis rivularis (Scopoli, 1763)

タテハチョウ科 Nymphalidae
イチモンジチョウ亜科 Limenitinae
○2012.07.17 白馬五竜(高山植物園)で
  • イチモンジにしては何か変?
  • 帰って調べたら、フタスジチョウ。初見です。

エゾイトトンボ 蝦夷糸蜻蛉

Coenagrion lanceolatum

イトトンボ科 Coenagrionidae
エゾイトトンボ属 Coenagrion
○2012.07.17 白馬五竜(高山植物園)で(交尾)

○2010.06.17 栃木県塩原で(♂)

  • 腹部第2節背面のの黒斑の模様が、スペード型に見えるので、エゾイトトンボとしました。
  • この日は、オゼイトトンボも見ることができました。

【参考】 神戸のトンボ

【掲載しているエゾイトトンボ属】 オゼイトトンボ



ヒメギス

ヒメギス 姫螽蟖
Eobiana engelhardti subtropica
バッタ目>キリギリス科

○2012.07.17 白馬五竜(高山植物園)で


○2011.06.03 家の庭



キイロケブカミバエ


キイロケブカミバエ 黄色毛深果実蠅
Xyphosia punctigera


ミバエ科 Tephritidae
ケブカミバエ亜科 Tephritinae
○2012.07.17 白馬五竜(高山植物園)で
  • オニアザミの茎についていました。
  • 尾部の様子から、♀のようです。
  • 幼虫は、アザミの花の中で種子を食べて育つそうです。




黒いフキバッタ(若虫)

フキバッタ(蕗飛蝗)の類


バッタ科 Acrididae
フキバッタ亜科 Melanoplinae
○2012.07.17 白馬五竜(高山植物園)で

  • 15mmほどの若虫
  • 真っ黒で、とてもかっこいいです。仮面ライダー・ブラック?
  • フキバッタは飛べないことから、地域分化が進んで、同定は困難なようです。


オオオバボタル 大姥蛍

Lucidina accensa Gorham, 1883 

ホタル科 Lampyridae
マドボタル亜科 Lampyrinae
○2012.07.17 白馬村で
  • 13㎜程度。オバボタルより、だいぶ大きく、触角が目立ちます。
  • 成虫もかすかに光るようです。




アカスジアオリンガ


アカスジアオリンガ 赤条青實蛾
Pseudoips sylpha


コブガ科 Nolidae
リンガ亜科 Chloephorinae
○2012.06.17 白馬村で

  • アオスジアオリンガとよく似ているようです。
  • 白い条がややぼやけ、前翅前縁に向けて、やや狭くなっていると思われることから、アカスジアオリンガとしました。
  • 昔は、夏型がシロスジアオリンガとされていたことがあるようです。

     nabeさん「四国産蛾類図鑑」



ハイイロオオエダシャク


ハイイロオオエダシャク 灰色大枝尺蠖
Biston regalis comitata

シャクガ科 Geometridae
エダシャク亜科 Ennominae
○2012.07.17 白馬村で

  • なかなかお洒落です。





2012年7月16日月曜日

キイロシリブトジョウカイ

キイロシリブトジョウカイ 黄色尻太浄海坊(?)

Yukikoa wittmeri


ジョウカイボン科 CANTHARIDAE
ジョウカイボン亜科 CANTHARINAE
○2012.06.16 栂池で
  • サンカヨウの葉影に隠れるようにしていました。
  • webで探したのですが、写真は見つかりません。
  • 何とも、翅が足りない感じです。

【参考】 山渓フィールドブックス「甲虫」 P194




ハイイロハナカミキリ


ハイイロハナカミキリ 灰色花天牛
Rhagium (Rhagium ) japonicum


カミキリムシ科 Cerambycidae
○2012.07.16 栂池で


  • 15mmほど。初見
  • ホンドハイイロハナカミキリ、ニセハイイロハナカミキリなど似た仲間がいるようです。

【参考】 池修さん「カミキリ情報館」 Longhorn Beetle of Japan
       ハイイロハナカミキリ



オトシブミ


オトシブミ 落文
Apoderus(Apoderus) jekelii


オトシブミ科 Attelabidae
○2012.07.16 栂池で

  • これはナミオトシブミなどとはいわれていないようです。
  • 上の写真は首が長いので、♂ですが、下の写真は♀でしょうか?
  • 何十年か前、まだ小さい頃見たことがあるような気がします。


タマゴゾウムシ


タマゴゾウムシ 玉子象鼻虫(?)
Pimelocerus orientalis
Synonym=Dyscerus roelofsi



ゾウムシ科 Curculionidae
アナアキゾウムシ亜科 Molytinae
○2012.07.16 栂池で


  • 12-13mm程度
  • アザミについていたのですが、写真を撮ろうとすると落ちてしまいます。

     Mr. Soda's Gallery




チャイロヒダリマキマイマイ?


チャイロヒダリマキマイマイ 茶色左巻蝸牛
Euhadra quaesita.montium


マイマイ目(柄眼目) Stylommatophora
オナジマイマイ科 Bradybaenidae
○2012.07.16 栂池で


  • 黒褐色のかたつむりで驚きました。
  • 一般に、チャイロヒダリマキマイマイとされているものより、はるかに黒く、模様も違いますが、色々な模様があるようです。はっきりした資料はありませんが、チャイロヒダリマキマイマイとしました。殻の幅や厚さなど大きさを計っておけばよかったのですが、そこまで気が回りません。5cmもあったかな?
  • この辺りには、絶滅危惧Ⅱ類に指定されているミヤマヒダリマキマイマイもいるようですが、色が薄く、殻高が低く、平べったいようです。
  • 下の写真は、同じヒダリマキですが、3廻りほどで、幼生です。大きくなるにしたがって、だんだん殻が太くなりながら5廻りと4分の3ほどになるようです。




2012年7月15日日曜日

モンキシロシャチホコ


モンキシロシャチホコ 紋黄白天社蛾
Leucodonta bicoloria


シャチホコガ科 Notodontidae
○2012.07.16 栂池で
  • 泊まった山荘の窓で。とても、鮮やかです。




フジハムシ 藤金花虫、藤葉虫

onioctena rubripennis Baly, 1862


ハムシ科 Chrysomelidae
ハムシ亜科 Chrysomelinae
○2012.07.15 栂池で

○2011.05.02 つくばで


  • 初見。5mm程度
  • 翅鞘部は、橙褐色が標準的なようですが、この個体のように、黒い紋があるものもいるようです。

ハクサンシリアゲ?


ハクサンシリアゲ 白山挙尾虫
Panorpa hakusanensis


シリアゲムシ科 Panorpidae
シリアゲムシ亜科 Panorpinae
○2012.07.15 栂池で
 

  • ヤマトシリアゲとは斑紋などが異なり、プライアシリアゲは胸部などが鮮やかな黄緑色でこれも異なります。
  • 栂池自然園は1860m~2020mですので、どうも山地性のシリアゲムシのようです。斑紋も含めて、ハクサンシリアゲに似ているようですが、図鑑の写真でははっきりしません。ウェブ上でも、ハクサンシリアゲの写真は掲載されていません。
  • オオハサミシリアゲとの比較で、翅の前縁が黒くなく、黒い条模様もはっきりしているので、ハクサンシリアゲとしてみました。

【参考】 日本産シリアゲムシ図鑑(Japanese Scorpionfly Web)
     オオハサミシリアゲ
     原色昆虫大図鑑Ⅲ 図版88 解説P232
 
【シリアゲムシ 掲載種】 ヤマトシリアゲ