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2015年5月29日金曜日

ハラキンミズアブ属の一種(♀)

Microchrysa sp.

ミズアブ科 Saraginae
○2015.05.29 家で(♀)



  • 青金色の5mmほどのアブで♀
  • 腹部腹面(2番目の写真)を見ると、卵が入っていて、白く見えるようです。
  • 日本のハラキンミズアブ属については、4種が知られているようです。
  • Microchrysa flaviventris  ハラキンミズアブ 
  • Microchrysa japonica
  • Microchrysa nigrimacula
  • Microchrysa shanghaiensis  キスネハラキンミズアブ
  • さて、これらの判別ですが、触角の先端の形状、後脛節の色などで判断するそうです。
  • 脛の色は、半ば茶褐色ですが、M.shanghaiensis  キスネハラキンミズアブ以外は該当です。
  • 触角の方は、鞭節の先が大きくなっているとM.flaviventris  ハラキンミズアブ ですが、どうも、細くなっているようですので、M.japonica あるいは、M.nigrimacula となるようです
  • しかしながら、これ以上の検索表はないので、区別がつかないことになります。(一寸のハエにも五分の大和魂・改の投稿写真のハラキンミズアブ♀の触角は、とても鮮明で、鞭節の先の毛まで写っています。)なお、M.japonicaの触角の図が掲載されていました。
  • 残念ながら、触角の鞭節先端に毛がみえないので、ハラキンミズアブでも、M.japonicaでもないようです。とすると、M.nigrimacula?
  • これが、写真がまったく見当たらない。


    【参考】

     なお、♂については、おちゃたてむしさんの「明石・神戸の虫 ときどきプランクトン」を参照




    ヤドリコハナバチ属の1種

    Sphecodes sp.

    コハナバチ科 Halictidae
    ヤドリコハナバチ属 Sphecodes
    ○2015.05.29 庭で

    • この類には50種ほどいるようです。
    • 寄生蜂の仲間ですが、直接寄生するのでなく、労働寄生をするそうです。
    • 寄主はなんなのでしょう?


    【参考】 我が家の庭の生き物たち


    2015年5月27日水曜日

    オオシオカラトンボ 大塩辛蜻蛉

    Orthetrum triangulare melania

    Libellulidae トンボ科
    ○2015.05.27(♂)

    ○2011.06.26 (羽化直後♀)
    • 1時間ほどして、色が定着してきました。


    2011.06.15 家の小池で(未熟♂)
    • 脱皮後、少し経っているのでしょう、色もはっきりして、翅を開いていました。
    • 腹部の副性器の様子から♂のようです。コシアキトンボなどもそうですが、未熟の個体は♀と同じ色合いのようです。
    • 6/14,15で3匹が羽化しました。

    2011.06.14 家の小池で(脱皮殻)
    • 池のメダカは無事でしたが、オタマジャクシは見当たらなくなっていました。
    • 時々狙われていたメダカも安心して泳げるかもしれません。

    ○2006.08.05 雪入の里で(♀)

    • 腹部9節が大きく膨らんでいます。

    ○2004.06.27 涸沼で(成熟♂)


    2015年5月26日火曜日

    クロオビノメイガ 黒帯野冥蛾

    Pycnarmon pantherata (Butler, 1878)


    ツトガ科(Crambidae)
    ノメイガ亜科(Pyraustinae)
    ○2015.05.26 家で
    • とても印象的な模様です。
    • この夜は、次々と蛾がやってきました。
    ○2015.05.28 家で

    • 家の中でお亡くなりになっていました。
    • 前翅長13mm
    • すごいデザインですね。



    ウスキツバメエダシャク 淡黄燕枝尺蠖

    Ourapteryx nivea Butler, 1884

    シャクガ科(Geometridae)
    エダシャク亜科(Ennominae)
    ○2015.05.26 家で
    • 久しぶり
    • やはり、顔が茶色なので、フトスジツバメエダシャクとは異なります。
    • また、前翅の2本の条の間にさざ波模様があり、やや薄黄色なので、シロツバメエダシャクとも異なります。


    ○2011.06.05 庭で

    顔が褐色

    • とても綺麗でした。

    ※ 蠖 ワク、カク/かくれる、しりぞく  尺蠖 尺取虫の意

    アシブトクチバ 脚太朽葉

     Dysgonia stuposa (Fabricius, 1794)

    ヤガ科(Noctuidae)
    シタバガ亜科(Catocalinae)
    ○2015.05.26 家で


    • 灯火に惹かれたか、いつの間にか家のなか
    • なかなか綺麗です。
    • 前翅の外縁に近い茶色の模様が滑らかでなく、途中で曲がっているので、アシブトクチバとしました。
    • 類似種はオキナワアシブトクチバですが、こちらは、滑らかな弧を描くそうです。
    • 袋に入ってもらったら、暴れて鱗粉がとれてしましましたが、脚太なのはわかりました。



    2015年5月23日土曜日

    イチモンジチョウ 一文字蝶

    Limenitis camilla (Linnaeus, 1764)

    Nymphalidae タテハチョウ科
    Limenitidinae イチモンジチョウ亜科
    Limenitidini イチモンジチョウ族
    Limenitis イチモンジチョウ属
    ○2015.05.23 茨城南部の里山で(♀)



    • スイカズラの葉裏に産卵
    • 産卵しているから♀ですね。


    ○2014.05.30 里山で

    ○2006.08.05 雪入の里で

    ミノガ科sp.

    Psychidae sp.

    ○2015.05.23 庭で
    • 細かい砂粒を集めて、蓑を作っています。
    • 5㎜程度
    • 窓ガラスについていました。

    【参考】

     Dr.カバーチの虫めがね(南大阪で見られる小さな自然観察を紹介)



    2015年5月22日金曜日

    アオアトキリゴミムシ 青後切芥虫

    Calleida (Callidiola) onoha (Bates, 1873)


    オサムシ科 Carabidae
    アトキリゴミムシ亜科 Lebiinae
    ○2015.05.22 庭で


    • 8mm程度
    • 近緑色が目立つゴミムシの類です。
    • 翅の後が、切型になっているのが、アトキリゴミムシの名前の由来のようです。
    • コアオアトキリゴミムシという種もいるようですが、もっと、小さく、東日本では分布していないようです。

         北隆館「日本昆虫図鑑」 P822



    2015年5月20日水曜日

    イボタガ 水蝋蛾

    Brahmaea japonica Butler, 1873
    Brahmaea wallichii japonica Butler, 1873)・・Mokuroku

    Brahmaeidae イボタガ科
    ○2015.05.20 庭で(終齢幼虫)



    • 庭のキンモクセイで
    • 90mm程度。大きい。ガの幼虫では、これまで見たなかで最大級でした。胸部を伸ばすともう少し、大きいかもしれません。
    • 残念ながら、初齢幼虫などは見つかりませんでした。
    • 学名については、『以前は台湾や大陸に生息する1.5倍程度の大きさを誇るBrahmaea wallichii の亜種とされていたが今は別種とされており、日本固有種である』とされているようです。
    • 蛹になっても、羽化は来春だそうです。




    2015年5月19日火曜日

    チャオビヨトウ 茶帯夜盗蛾

    Niphonyx segregata (Butler, 1878)


    ヤガ科(Noctuidae)
    ヨトウガ亜科(Hadeninae)
    ○2015.05.19 家で
    • 食餌植物は、カナムグラ

    ○2011.06.03


    2015年5月18日月曜日

    マダラアシナガバエ(マダラホソアシナガバエ) 斑脚長蝿(斑細脚長蝿)

    Mesorhaga  nebulosus (Matsumura, 1935)

    Dolichopodidae アシナガバエ科
    ○2015.05.18 庭で


    ○2010.06.15 庭で
    • 種名の記載はMOKUROKUによっていますが、三枝教授は、北隆館の原色昆虫大圖鑑ⅢP449で、種名 Condylostylus nebulosus マダラホソアシナガバエへの改称を提唱されています。
    • そして、その中で、Sciapodinae亜科の種は相当数生息するが、研究はほとんど進んでいないとされているので、たぶんということになります。
    • 脚が長く、緑金色のきれいな蝿(虻?)です。


    2015年5月17日日曜日

    オオゾウムシ 大象虫

     Sipalinus gigas (Fabricius, 1775)
    Rhynchophoridae オサゾウムシ科
    Stromboscerinae キクイサビゾウムシ亜科
    ○2015.05.17 日光口PA

    • 30㎜近くあったと思います。


    ○2010.08.30 日光口PA
    • 日光宇都宮道路の日光口PAにて
    • 体長は20mm程度
    • 指にしがみついて、なかなか離れなかった。


    2015年5月16日土曜日

    チャイロカドモンヨトウ 茶色角紋夜盗蛾

    Apamea sodalis (Butler, 1878)

    ヤガ科(Noctuidae)
    ヨトウガ亜科(Hadeninae)
    ○2015.05.16 茨城南部の里山

    • 食餌植物は、アシボソの種子だそうです。
    • 特徴のある模様です。

    シブイロカヤキリ

    渋色萱螽斯・渋色茅螽斯・渋色萱切・渋色茅切
    ※螽斯(しゅうし)キリギリスの漢名
    Xestophrys horvathi Bolivar, 1905

    Tettigoniidae キリギリス科
    Copiphorinae クサキリ亜科

    ○2015.05.16 茨城南部の里山
    • クビキリギスの褐色型と思っていましたが、写真を確認したら、シブイロカヤキリでした。
    • 鳴き声は、ジーーーーーと聞こえたのですが、やや低めで、ジャーーーーだそうです。

    ○2011.05.31 家で

     

     朝から、風呂場にバッタがいると、奥さんが大騒ぎ
     バッタじゃないよ、キリギリスの仲間だよなど、人にはわからないようなことを呟きながら、捕まえてみると、見たことがない虫でした(バッタ目ではあるのですが、キリギリス亜目なので・・・・やはり分かりにくいですよね)。
     調べてみると、顔が黒くて目立ちます、強そうな大あご。やはり噛むのでしょうね。撮影の間、ビニールの袋に入ってもらいました。関東、東北南部以南の虫とされますが、北上しているそうです。やや寸詰まりでしょうか。

    キトガリヒメシャク 黄尖姫尺蠖

    Scopula emissaria lactea (Butler, 1879)

    シャクガ科(Geometridae)
    ヒメシャク亜科(Sterrhinae)
    ○2015.05.16 茨城南部の里山

    • ぼけた写真しか撮れませんでした。
    • 年2化 成虫出現月 5,8-9のようです。



    2015年5月15日金曜日

    キンイロエビグモ 金色蝦蜘蛛

    Philodromus auricomus L.Koch,1878


    エビグモ科 Philodromidae
    ○2015.05.15 家で(♀)



    • 6mm程度とやや小さいようです。
    • これは、ハラジロ型ですね。
    • 外雌器が開口しているので、一応、成熟しているようです。


    ○2014.06.22 家で(♂)

    • キンイロ型とハラジロ型がいるようです。この個体は、キンイロ型?

    【参考】 写真日本クモ類大図鑑 図版P134 解説P263

    ヤサイゾウムシ 野菜象鼻虫、野菜象虫

    Listroderes costirostris Schoenherr, 1826

    Curculionidae ゾウムシ科
    Hyperinae タコゾウムシ亜科
    ○2015.05.15 庭で



    • 一応模様はあるようです。
    • 毛深いですね。