yamasanae
色々な虫たちを楽しみながら、アップしています。それなりに調べていますが、専門家ではありませんので間違いも多いと思います。確認のほどお願いします。
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2016年4月30日土曜日
ミスジコナフエダシャク 三條粉斑枝尺蠖
Cabera exanthemata insulata
Inoue, 1958
シャクガ科(Geometridae)
エダシャク亜科(Ennominae)
○2016.04.30 茨城南部
心もとない横線で、黒点などもないので、ミスジコナフエダシャクとしておきます。
鞭状の触角なので、♀のようです。
【参考】
みんなで作る日本産蛾類図鑑
ヨコヅナサシガメ 横綱刺亀
Agriosphodrus dohrni
Reduviidae サシガメ科
Harpactorinae亜科
○2016.04.30 茨城南部(成虫、脱皮直後)
○2014.07.19 里山で(2齢幼虫)
脱皮殻があるので、2齢幼虫のようです。
小さいのに、アリを捕食。すごいですね。
○2013.11.09 里山で(幼虫)
エノキ(榎)に群れでいました。
○2012.08.30 美浦で
脱皮途中の幼虫
少し経つと、黒くなってきます。
2016年4月25日月曜日
ムナビロアカハネムシ 胸広赤翅虫
Pseudopyrochroa
laticollis (Lewis, 1887)
Pyrochroidae アカハネムシ科
Pyrochroinae アカハネムシ亜科
○2016.04.25 茨城南部
伐採木や倒木に集まっていました。
胸部の幅が広いこと、触角の間が盛り上がっていることから、ムナビロアカハネムシとしました。
○2014.04.09 美浦
ボケているのではっきりしません。
ミゾアカハネムシ(
P. brevitarsis
)に似ているような気がします。
○2010.04.14 つくばの里公園
頭部、胸部、肢、触角が黒色、上翅が暗赤色
やや下膨れ
アカハネムシ科の類ではあるものの、調べたら似たものがたくさんあり、とても同定はできませんが、ムナビロアカハネムシ(
P. laticollis
)に似ているような気がします。
櫛のような触角、ビロードがかった上翅など面白い虫でした。
参考
福光村昆虫記
昆虫標本画像データ14 タマムシ科など
トゲヒゲトラカミキリ 棘髭虎天牛
Demonax transillis
Bates, 1884
Cerambycidae カミキリムシ科
Cerambycinae カミキリ亜科
○2016.04.25 茨城南部
とても小さかったです。7-8mm程度
触角にトゲ状のものが見られるのが名前の由来ですが、はっきりしませんね。
○2013.05.04 茨城南部
サワフタギをビーティングしていて、ネットイン。12㎜程度。
触角第4節端に、棘をもっていることから、トゲヒゲと呼ばれているそうです。
エグリトラカミキリ、クロトラカミキリなど似た種がいくつかいるのですが、前胸背に、二つの黒斑があることから、トゲヒゲトラカミキリとしました。
Clytrini トラカミキリ族は、2種ほど見ていますが、やはり黄色のほうがトラカミキリらしい気がします。
キスジトラカミキリ 黄条虎天牛
キイロトラカミキリ 黄色虎天牛
ヒメスギカミキリ
Callidiellum rufipenne
(Motschulsky, 1860)
Cerambycidae カミキリムシ科
Cerambycinae カミキリ亜科
Callidiini 族
○2016.04.25 茨城南部(♂・♀)
この後、交尾をしていました。
♂の方が、触角が立派なようですね。
スギの伐採木に普通のようです。
6-13mmとされています。このカミキリも大きさがまちまちで、小さなものも見かけました。
シモフリコメツキ 霜降叩頭虫、霜降米搗
Actenicerus
pruinosus (Motschulsky, 1861)
Elateridae コメツキムシ科
Denticollinae ベニコメツキ亜科
○2016.04.25 茨城南部
胸部中央のへこみが伸びていること、胸部の後ろがとがっていること、大きさなどからシモフリコメツキとしました。
○
2011.08.05
白馬で
ハクサンボウフウについていました。
シモフリコメツキの類には、
18
種ほどいるようで、なかなか種までにはたどりつきません。
オナガアゲハ 尾長揚羽(蝶)
Papilio macilentus
Janson, 1877
Papilionidae アゲハチョウ科
Papilioninae アゲハチョウ亜科
Papilionini アゲハチョウ族
Papilio アゲハチョウ属
○2016.04.25 茨城南部
後翅前縁に白斑があったので、♂ですね。
【一口メモ】
macilentus ラテン語 adj やせた、細い
Life List 117/328(
日本産蝶類和名学名便覧ベース)
チャイロオオイシアブ 茶色大石虻
Laphria rufa
von Roder, 1887
Asilidae ムシヒキアブ科
Laphriinae イシアブ亜科
○2016.04.25
たぶん、チャイロオオイシアブ
○2011.05.17 つくば市
腹部全体に黄色の毛があるようなので、チャイロオオイシアブとしました。
オオイシアブの♂と紛らわしいようです。
2016年4月23日土曜日
ナカジロサビカミキリ 中白錆天牛
Pterolophia jugosa jugosa
(Bates, 1873)
カミキリムシ科 Cerambycidae
フトカミキリ亜科 Lamiinae
サビカミキリ族 Pteropliini
○2016.04.23 茨城南部
幼虫はコナラなどの広葉樹の倒木につくようです。
クロムネアオハバチ 黒胸青葉蜂
Tenthredo nigropicta
(Smith, l874)
Tenthredinidae ハバチ科
○2016.04.23 茨城南部
緑色の綺麗な蜂です。
幼虫は、ササ類で育つらしい。
トラマルハナバチ 虎丸花蜂
Bombus diversus diversus
Smith, 1869
Apidae ミツバチ科
ミツバチ亜科orマルハナバチ亜科
○2016.04.23 茨城南部
毎年のようにみます。
○2012.05.19 茨城南部
オドリコソウで吸蜜
2016年4月22日金曜日
ヒラタアオコガネ 扁青金亀子
Anomala octiescostata
(Burmeister, 1844)
Scarabaeidae コガネムシ科
Rutelinae スジコガネ亜科
Anomalini族
○2016.04.22 科学万博記念公園
毛深いです。
ミズカマキリ 水蟷螂
Ranatra chinensis
Mayer, 1865
Nepidae タイコウチ科
Ranatrinae亜科
○2016.04.22 茨城南部
小学校のヤゴ救出作戦で
シマゲンゴロウ 縞源五郎、縞龍蝨
Hydaticus grammicus
(Germar, 1830)
Dytiscidae ゲンゴロウ科
Dytiscinae ゲンゴロウ亜科
○2016.04.22 茨城南部
小学校のヤゴ救出作戦で
○2011.5.12 つくばの田んぼの中で
前は普通種だったのが、今は14都道府県でレッドデータ登載
コシマゲンゴロウ
は見たことがありますが、シマゲンゴロウは茨城でも、あまり見かけないようです。
ハイイロゲンゴロウ 灰色竜蝨
Eretes sticticus
(Linnaeus, 1767)
Dytiscidae ゲンゴロウ科
Dytiscinae ゲンゴロウ亜科
○2016.04.22 茨城南部
小学校のヤゴ救出作戦で
2016年4月8日金曜日
タテハモドキ 擬立翅
Junonia almana
(Linnaeus, 1758)
Nymphalidae タテハチョウ科
Nymphalinae タテハチョウ亜科
Kallimini コノハチョウ族
Junonia タテハモドキ属
○2016.04.08 西表島
タチアワユキセンダングサ(被害防止、=
オオバナセンダングサ)で吸蜜
九州南部以南
【参考】
誠文堂新光社「日本のチョウ」P234
Life List 115/328(日本産蝶類和名学名便覧ベース)
ツマベニチョウ 褄紅蝶
Hebomoia glaucippe
(Linnaeus, 1758)
Pieridae シロチョウ科
Pierinae モンシロチョウ亜科
Anthocharidini ツマキチョウ族
Hebomoia ツマベニチョウ属
○2016.04.08 西表島(♀)
なかなか写真を撮らせてくれません。やっと、止まっても、翅を開いてくれません。
♀は黒っぽいですね。
【参考】
誠文堂新光社「日本のチョウ」P84
Life List 114/328(日本産蝶類和名学名便覧ベース)
リュウキュウアサギマダラ 琉球浅葱斑
Ideopsis similis
(Linnaeus, 1758)
Nymphalidae タテハチョウ科
Danainae マダラチョウ亜科
○2016.04.08 西表島
モウリンカで産卵
○2013.05.07 奄美で
アサギマダラより、青みが強く、浅葱色という感じです。
アサキマダラ♂
タチアワユキセンダングサ(生態系被害防止外来種、=オオバナセンダングサ)で
アサギマダラも普通にいました。
ホソミシオカラトンボ 細身塩辛蜻蛉
Orthetrum luzonicum
(Brauer, 1868)
トンボ目 Order Odonata
トンボ科 Family Libellulidae
シオカラトンボ属 Genus Orthetrum
○2016.04
.08 西表島
Life List 76/203
♀の色彩変異か?
南西諸島に分布
【参考】
神戸のトンボ・日本産トンボ標本箱
いかだ社「沖縄のトンボ図鑑」P122
Life List 76/203
ハラボソトンボ 腹細蜻蛉
Orthetrum sabina sabina
(Drury, 1770)
トンボ科 Libellulidae
シオカラトンボ属 Orthetrum
○2016.04.08 西表島(♂)
久しぶりです。
○2013.05.09 奄美で(♂)
非常に細い腹部を持つ中型のトンボ
九州以南。日本産は、原名亜種とされています。
これも、初見です。
ナナホシキンカメムシ 七星金亀虫
Calliphata nobilis
(Linnaeus, 1763)
Scutelleridae キンカメムシ科
Scutellerinae亜科
○2016.04.08 西表島
沖縄島、南北大東島、先島諸島に分布
美麗種ですね。
2016年4月7日木曜日
ヒメトンボ 姫蜻蛉
Diplacodes trivialis
(Rambur, 1842)
トンボ目 Order Odonata
トンボ科 Family Libellulidae
ヒメトンボ属 Genus Diplacodes
○2016.04.07 西表島
Life List 75/203
♂
♀
屋久島以南の南西諸島の島々に分布
30mmほどで小さい。
【参考】
神戸のトンボ
文一総合出版「日本のトンボ」P422
ベニモンアゲハ 紅紋揚羽(蝶)
Pachliopta aristolochiae
(Fabricius, 1775)
Papilionidae アゲハチョウ科
Papilioninae アゲハチョウ亜科
○2016.04.07 西表島
リュウキュウウマノスズクサで産卵していました。
親の写真は失敗
○1993.08.01 宮古島で
タチアワユキセンダングサ(被害防止、=オオバナセンダングサ)
シロノセンダングサ
で吸蜜
コナカハグロトンボ 小中羽黒蜻蛉
Euphaea yayeyamana
Matsumura & Oguma in Oguma,1913
トンボ目 Order Odonata
ミナミカワトンボ科 Family Euphaeidae
ミナミカワトンボ属 Genus Euphaea
沖縄県 絶滅のおそれのある地域個体群(LP)
○2016.04.07 西表島 (♂)
Life List 74/203
日本特産種(石垣島、西表島固有種)
沢の葉の上で
とても綺麗です。今回は、♂しか見られませんでした。
【参考】
いかだ社「沖縄のトンボ図鑑」P16
文一総合出版「日本のトンボ」P80
ヤエヤママルヤスデ 八重山丸馬陸
Spirobolus sp.
フトマルヤスデ目
マルヤスデ科
環境省カテゴリ:絶滅危惧Ⅱ類(VU)
沖縄県:情報不足(DD)
○2016.04.07 西表島
大きい7~8㎝近いか?
石垣、西表に分布
ヤエヤマイチモンジ 八重山一文字
Athyma selenophora
(Kollar, [1844])
Nymphalidae タテハチョウ科
Limenitidinae イチモンジチョウ亜科
Limenitidini イチモンジチョウ族
Athyma シロミスジ属
○2016.04.07 西表島(♂)
分布は、石垣、西表
【参考】 誠文堂新光社「日本のチョウ」P208
Life List 113/328(日本産蝶類和名学名便覧ベース)
コフキショウジョウトンボ 粉吹猩猩蜻蛉
Orthetrum pruinosum neglectum
トンボ目 Order Odonata
トンボ科 Family Libellulidae
シオカラトンボ属 Genus Orthetrum
○2016.04.07 西表島(♂♀)
Life List 73/203
日本では、八重山諸島のみに分布
【参照】
神戸のトンボ・日本産トンボ標本箱
文一総合出版「日本のトンボ」P480
ヤエヤマカラスアゲハ 八重山烏揚羽(蝶)
種名
Papilio bianor
Cramer, [1777]
亜種名
Papilio bianor okinawensis
Fruhstorfer, 1898
Papilionidae アゲハチョウ科
Papilioninae アゲハチョウ亜科
Papilionini アゲハチョウ族
Papilio アゲハチョウ属
○2016.04.07 西表島
従前、カラスアゲハの八重山亜種とされていたものが、別種ヤエヤマカラスアゲハとされるようになったもののようです。
いくつかポイントがあるようですが、後翅前縁付近に青色が目立つのも特徴です。
吸蜜しているのは、シャリンバイの花。
性標が見えないようですので、♀でしょうか。
【参考】 誠文堂新光社「日本のチョウ」P67
日本産蝶類和名学名便覧
Life List 112/328(日本産蝶類和名学名便覧ベース)
ババヤスデの類 婆馬陸
Xystodesmidae sp.
オビヤスデ目 POLYDESMIDA
ババヤスデ科 Xystodesmidae
○2016.04.07 西表島
Riukiaria(アマビコヤスデ)属あたりでしょうか。
60mmほどあったと思います。
ミカドアゲハ 帝揚羽
Graphium doson
(CFelder et R.Felder,1864)
Papilionidae アゲハチョウ科
Papilioninae アゲハチョウ亜科
Graphiini アオスジアゲハ族
Graphium アオスジアゲハ属
ミカドアゲハ八重山亜種
Graphium doson perillus
(Fruhstorfer, 1908)
◯2016.04.07 西表島
青みが強いのが八重山亜種の特徴
アオスジアゲハも混じっています。
黄味の強い個体もいました。
八重山亜種は、赤斑型ですが、日本本土亜種では、黄斑型もみられるようです。
いずれにしても、関東では見ることができませんね。
【参考】 誠文堂新光社「日本のチョウ」P69
Life List 111/328(日本産蝶類和名学名便覧ベース)
イシガケチョウ 石崖蝶、石垣蝶
Cyrestis thyodamas
Doyère, [1840]
Nymphalidae タテハチョウ科
Limenitidinae イチモンジチョウ亜科
Cyrestidini イシガケチョウ族
○2016.04.07 西表島
○2013.05.08 奄美で
子どもの頃、図鑑で見たイシガケチョウにやっと会えました。
飛びかたが、スイーと飛んで、コミスジなどと似ています。
奄美にいるうちに、すっかり見慣れてしまいました。
○2013.05.10 奄美で
やっぱり、きれいです。
標本は、翅を広げるのですが、止まっているときは、後翅がつぼみ気味で、ちょっと、イメージが違います。
○2013.05.09 奄美で 幼虫
イヌビワで
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