リスト

2023年12月30日土曜日

ナミスジフユナミシャク 波条冬波尺蠖

Operophtera brunnea Nakajima,1991

シャクガ科(Geometridae) ナミシャク亜科(Larentiinae)

〇2023.12.30 茨城県南部

 初見。

 ナミスジフユナミシャクは、従来、大図鑑では、ヨーロッパ産の Operophtera brumata(Linnaeus, 1758)と同一種とされていたが、中島秀雄氏により、1991に独立種であり、さらに2種に分類されるとされ、コナミフユナミシャクとオオナミフユナミシャクとされてきた。その後、2010に至り、同じく、中島秀雄氏により、この2種は、ナミスジフユナミシャクとして、同一種内の変異として統合され、Operophtera brunnea Nakajima,1991として再整理された。

 なお、いつも、参考にしている「みんなで作る日本産蛾類図鑑」では、コナミフユナミシャクとオオナミフユナミシャクのまま整理されている。



2023年11月9日木曜日

ヒメノコメエダシャク

 姫鋸目枝尺蠖

Acrodontis kotshubeji Sheljuzhko, 1944

シャクガ科(Geometridae) エダシャク亜科(Ennominae)

参考 みんなで作る日本産蛾類図鑑

  • オオノコメエダシャクと似るが、本種のが、色が薄めのもよう
  • コンビニの壁についていましたが、体が重いのか、腹部が下がっていました。
  • 櫛鬚なので、♂のようです。


2023年7月26日水曜日

キボシアシナガバチ 黄星脚長蜂

Polistes mandarinus Saussure, 1853


262130610000
Vespidae スズメバチ科
〇2023.07.26 庭で


○2014.07.24 庭で

  • ナツツバキ(夏椿)の枝先で
  • 地味なアシナガバチです。
  • 巣の蓋が黄色なのが特徴
  • 上の写真では、卵が覗けます。


○2014.04.23 家で
  • この時期ですから、女王蜂なのでしょう。


2023年7月22日土曜日

キクキンウワバ 菊金上翅(蛾)

Thysanoplusia intermixta (Warren, 1913)


ヤガ科(Noctuidae)
キンウワバ亜科(Plusiinae)
〇2023.07.22 茨城南部

○2013.07.01 茨城南部で

  • 脅かしたので、翅を震わせてプルプルしてました。ぶれたのも止む無しでしょうか。


2023年7月17日月曜日

アカアシオオアオカミキリ

〇2023.07.17 茨城南部
カミキリムシ科 カミキリ亜科
Chloridolum japonicum

2023年7月16日日曜日

セアカツノカメムシ

 〇2023.07.17 茨城南部

カメムシ亜目 ツノカメムシ科 ツノカメムシ亜科

Acanthosoma denticaudum

2023年7月14日金曜日

ミカドトックリバチ 帝徳利蜂

Eumenes micado Cameron, 1904
 
Eumenidae ドロバチ科
〇2023.07.14 庭で


〇2017.09.10 里山
  •  成虫

  • 巣のなかの幼虫
 
 

2023年7月13日木曜日

タケノホソクロバ

竹細黒翅
Artona martini Efetov, 1997 アルトナ マルティニ
マダラガ科(Zygaenidae)
 クロマダラ亜科(Procridinae)
○2023.07.13 庭で ♂
  • 触角が櫛状

〇2022.10.22 茨城南部 幼虫


2011.06.02 家の笹の上で
  • 手乗りになってくれました。触角が鞭状なので、♀と思われます。
  • 幼虫は見当たりませんでした(まだ早いのでしょうか?)。
  • 幼虫は、タケケムシといわれ、毒針毛がとても痛いそうです。
  • ヒメクロバと似ているようですが、翅が不透明で、翅脈がはっきりしているので、タケノホソクロバとしました。




2023年6月27日火曜日

マエキトビエダシャク 前黄鳶枝尺蠖

Nothomiza formosa (Butler, 1878)


Geometridae シャクガ科
Ennominae エダシャク亜科
〇2023.06.27 庭で

〇2020/07/10 庭で
  • 前翅の外縁近くの黄色の紋が、外縁に沿うように流れておらず、前縁付近の黄色の模様が大きいことから、オオマエキトビエダシャクと区別される。



○2012.4.13 庭で(茨城南部)

  • 庭のジョウロの中で溺れていたのですが、すぐに元気に飛んで行ってしまいました。
  • 前翅長13㎜程度
  • 良く似た種にオオマエキトビエダシャクがいるのですが、大きさ、前翅の模様などで区分するようです。
  • 大きさや翅の模様はマエキトビエダシャクでよいようですが、出現時期が5月からとなっていて疑問が残ります。これも、たぶんということになります。なかなか難しいですね。

【参考】
  みんなで作る日本産蛾類図鑑 マエキトビエダシャク オオマエキトビエダシャク
  北隆館 日本昆蟲圖鑑(昭和7年)P1286


2023年6月4日日曜日

バイバラシロシャチホコ

 Cnethodonta grisescens grisescens Staudinger, 1887

眉原白天社蛾

科:シャチホコガ科(Notodontidae)

属:Cnethodonta Staudinger, 1887

〇2023.06.04 茨城県南部

  • オニグルミで
  • 胸脚のうち、中脚、後脚が長く、尾脚も棍棒状
  • 白い模様が特徴
  • まだ、中齢のようだが、とてもユニークな姿
  • バイバラ(眉原)というのは、台湾中部の地名に由来するようで、和名は、台湾亜種の名前を転用したものらしい。https://ameblo.jp/yuutunarutouha/entry-12468783124.html


参考:みんなで作る日本産が類図鑑

http://www.jpmoth.org/Notodontidae/Cnethodonta_grisescens_grisescens.html



ハラグロオオテントウ

Callicaria superba

コウチュウ目(鞘翅目)

テントウムシ科

〇2023.06.04 茨城県南部 繭
  • 南方系のテントウムシ
  • 日本最大級
  • 茨城県では、2021年に記録があるようだ。


アリグモ

Myrmarachne japonica (Karsch 1879) 

ハエトリグモ科

〇2023.06.04 茨城県南部 ♂



カシワマイマイ

カシワマイマイ 柏舞舞蛾
Lymantria mathura aurora
ドクガ科 Lymantriidae

〇2023.06.04 幼虫
  • オニグルミの幹で

○2012.07.18 羽化(♂)



  • 長野に行っている間に、羽化していました。
  • 前翅長 21mm程度
  • ノンネマイマイの幼虫と思って観察していたのですが、大きくなるにしたがって疑問になってきました。案の定、カシワマイマイ(♂)でした。



  • 6月末頃、ヤマモモから、ウツギに移動して蛹化(ネットの中だったので、ほかになかったのですが) 上は抜け殻


○2012.06.13 老齢幼虫


  • 体長約50mm だいぶ白っぽくなってきました。
  • 胸部第3節の模様、腹部第4節後半から第6節の前半までの模様もはっきりしてきて、終齢でしょうか。
  • 背中のコブも白っぽくはなってきたのですが、青くはならないようです。
  • このまま、ここで、蛹になってくれると良いのですが。北海道では7月上旬に蛹化し、8月上旬に羽化となっていますが、半月ほど早くなるのでしょうか。年1化ですので、チャンスは1回です。


○2012.06.07 その後2

  • 体長30mm
  • 胸部第3節と腹部第5節の黄白色の模様が目立ってきました。背中のコブは橙っぽいままです。


○2012.06.04 幼虫その後
  • 背面のコブが目立つようになりました。


○2012.05.29 家の庭で(幼虫)

  • ヤヤモモについていました。
  • 若齢幼虫のようです。
  • 腹部第6,7各節背面中央のオレンジ色の小突起(背腺)が目立っています。
  • 老齢幼虫はだいぶ違っているようです。




2023年5月28日日曜日

サトジガバチ

 ヤマジガバチと区別が難しいようだが、ヤマジガバチは山地性なので、サトジガバチとしました。




ウストビモンナミシャク 淡鳶紋波尺蠖

Eulithis ledereri (Bremer, 1864)

シャクガ科(Geometridae)
ナミシャク亜科(Larentiinae)
〇2023.05.28 庭で

○2015.06.09 家で


  • 最初はシャクガらしく、チョウチョのように止まっていたのですが、落ち着いたらお尻を垂らして翅を開いてとまっていました。
  • 前翅長 15mm程度
  • 触角を翅の上に出して止まるのは、シャクガの仲間としては珍しいそうです。
○2015.05.29 庭で
  • 庭の手入れをしていると葉裏に
  • お尻をあげて(下げて)とまっていましたが、撮りにくいこと

【参考】 itotonbosanの「北茨城周辺の生き物」



シロツバメエダシャク 白燕枝尺蠖

Ourapteryx maculicaudaria (Motschulsky, 1866)

シャクガ科(Geometridae)
エダシャク亜科(Ennominae)
〇2023.05.28 庭で

〇2015.10.12 筑波山

♂と思われる

♀と思われる

  • 交尾はしていなかったのですが、すぐそばにいました。♀と思われる方は、お腹が膨らんでいました。
  • 帯が茶色っぽくて、前翅の2本の帯の間にさざ波がなく真っ白なことから、シロツバメエダシャクとしました。
  • ウスキツバメエダシャクと、とてもよく似ているのですが、こちらの方は、前翅の2本の帯の間にさざ波があり、前翅が黄色っぽく、顔が橙褐色。




2023年5月26日金曜日

アトハマキ

 似たガがいるようだが、アトハマキ♀が一番似ている。



キスジホソマダラ

キスジホソマダラ 黄条細斑蛾
Balataea gracilis gracilis
チョウ目(鱗翅目)>マダラガ科>クロマダラ亜科
〇2023.05.20 里山で


○2012.07.17 白馬五竜で(♀)

  • イワシモツケ(岩下野)で吸蜜
  • 触角の形状から♀のようです。


○2011.08.20 里山で

  • 前翅長10mm程度
  • なかなか綺麗な蛾です。
  • 触角が櫛歯状なので、♂のようです。

【参考】