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2010年6月7日月曜日

ツツジコブハムシ 躑躅瘤葉虫

Chlamisus laticollis (Chujo, 1942)

Chrysomelidae ハムシ科
Chlamisinae コブハムシ亜科
○2010.06.07 庭で(幼虫)
 5/12にツツジコブハムシの成虫を発見したときに、ツツジには、何かの幼虫がいました。
蛾の幼虫ではないかと頭を捻っていましたが、先日、いつもお世話になっている昆虫ブログ「むし探検広場」を見ていたら、同じ幼虫がでてきました。なんのことはない、ツツジコブハムシの幼虫だったようです。

 さて、この幼虫は、ツツジの枝に、ふたを閉じ、枝の一部のようにくっついていたものを、無理やり剥がしたところです。
 なかから頭の黒い黄色っぽいイモムシが頭をだしてジタバタしていましたが、何とかひっくり返って体制を整えていました。
 この幼虫の卵には成虫が糞をつけていて、それに自分の糞を足していくそうです。糞に擬態するだけではなく、糞そのものも利用しているのですね。
疑問が氷解して、にっこりです。

○2010.05.12 庭で(成虫)




  • 5月中旬 茨城県にて
  • 庭のツツジの葉についていました。動かないと、まさに虫の糞。体長は3.5mm程度。
  • ムシクソハムシの仲間ですが、この仲間は、日本には9種いるとされています。
  • 小さくて、見分けが難しいのですが、ツツジの上にいたこと、3.5mm程度で、全体がほぼ赤褐色、さらに、後胸腹板突起が台形になっていた(小さすぎてボケ写真しか撮れません)ことから、ツツジコブハムシとしました。



【参考】 今坂正一 & E-アシスト ムシクソハムシ属紹介
※ Chlamisus属については、コブハムシ属とする方が多いようです。

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