イノコヅチカメノコハムシ 猪子槌亀子金花虫(葉虫)
Cassida japana Baly, 1874
ハムシ科 カメノコハムシ亜科
- イノコズチ(ヒカゲイノコズチ)で
- 尻尾のようについているのは、脱皮殻で、4つついているので、5齢の幼虫になるようです。
参考
tamagaroさんの多摩の生き物たち
○ 5/21 土浦で
- ヤナギイノコズチに葉裏にいました。
- E-アシストの今坂正一さんに伺ったところ、「本種は、元々は独立種として記載されていたのですが、その後、長い間、ヒメカメノコハムシ(C.pioerata)のシノニムとして消されていた種です。それを、最近、カメノコハムシ類の世界的権威Borowiec(1999)が独立種にもどし、それを紹介した南 雅之・滝沢春雄(2005)が、イノコヅチカメノコハムシという新和名を提唱しました。」とのことでした。丁寧に教えていただきありがとうございました。
- 上翅側縁後方の黒紋がなく、イノコズチで見られるのが、イノコヅチカメノコハムシで、上翅側縁後方の黒紋があり、アカザ、シロザなどで見られるのが、ヒメカメノコハムシとなるようです。なお、その他の相違点については、今坂正一 & E-アシストの最新ハムシ事情図説2 を参照してください。
- さて、イノコヅチとイノコズチの表記ですが、昭和61年の内閣告示「現代仮名遣い」の第2の5(2)なお書きによると、現代語の意識では一般に、二語(猪子と槌にということ)に分解しにくいもの等として、・・・「ず」を用いて書くことを本則とし、・・・・「いなづま」のように「づ」を用いて書くこともできるものとすると、されており、本則は、イノコズチということになるようですが、和名の命名者が「イノコヅチカメノコハムシ」としているので、この例に従っているそうです。
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