2010年12月5日日曜日

イチモンジカメムシ 一文字亀虫

Piezodorus hybneri (Gmelin, 1789)

Pentatomidae カメムシ科
Pentatominae カメムシ亜科
○2010.12.05 庭で(♂)

○2009.12.27 庭で(♀)
  • 暖かい日差しに誘われたのか、洗濯物にとまっていました。
  • マメ科の植物に多く、ダイズ、アズキ、インゲンなどの害虫とされています。
  • 約10mmで、前胸背に名前のもとになった横帯があり、白色が♀、紅色が♂とされます。
  • さらに、横帯の前後は暗色になるとされ、この個体で赤く見える部分は本来暗色になる部分だとするとこの個体は♀ということになるのですが、前に見たことがあると勘違いをしていたので、生殖器までは確認していません。
  • カメムシの♀は生殖器の先端が丸まっており、雄は凹んでいるというので、見分けがつくようです。

【参考】
  日本原色カメムシ図鑑(全農教)、原色昆虫大図鑑Ⅲ(北隆館)



クロホシカメムシ


  • クロホシカメムシ 黒星亀虫
  • Pyrrhocoris sinuaticollis Reuter, 1885
  • Pyrrhocoridae ホシカメムシ科  Pyrrhocorinae ホシカメムシ亜科
  • 22.12.2 家の庭で
  • 長卵形で暗赤褐色。全体に黒色点刻があり、前胸に大きな黒紋が一対。
  • 近似種のフタモンホシカメムシの黒紋が明瞭なのに比べ、周囲が暗色なため、明瞭さにかけるとのことです。
  • 区別するには、脚の基部を見るとはっきりするようで、フタモンのほうは基部が黄白色なのに対して、クロホシは黒褐色だそうです。
  • この写真ではわかりませんが、こんど見たときにはお腹側がうつるように気を付けたいと思います。
 擁壁で越冬するカメムシたちの一つで、これも初見

参考

2010年11月29日月曜日

ハラビロヘリカメムシ


  • たぶん、ハラビロヘリカメムシ腹広縁亀虫
  •  Homoeocerus dilatatus (Horvath, 1879)
  •  Coreidae ヘリカメムシ科  Coreinae
  • 22.11.28 茨城南部の里山で 14mm程度 マメ科の害虫とされています。
  • ホシハラビロヘリカメムシとハラビロヘリカメムシはよく似ているようです。
  • 朽木に潜んでいたこのカメムシは、見た瞬間、お腹の幅が広いと感じました。
  • その後、調べたところ、背中の小黒点がはっきりせず、やや橙色っぽい翅が透けているようにみえたこと。
  • 第1触角節が眼を含む頭の幅よりあきらかに長いというわけではなく、頭頂とほぼ等しと思われること。
  • 以上から、ハラビロヘリカメムシとしました。なお、第2、第3触角節は少し扁平になるようですが、はっきりは確認できませんでした。
参考
北隆館 原色昆虫大図鑑ⅢP147


2010年11月22日月曜日

ガヤドリナガミツブタケ


  • ガヤドリナガミツブタケ 蛾宿長実粒茸
  • Cordyceps tubercutata (Leb.) Maire
  • バッカクキン科、冬虫夏草属
  • 22.11.20 茨城南部の里山で
  • 蛾の成虫に寄生する冬虫夏草
  • ツブノスズメガタケともいうようです。
  • 寄生されているのは、ヤガ科のノコメセダカヨトウのようです。
参考
  きのこ専科 Mash Room

  みんなで作る日本産蛾類図鑑(菌類に寄生された蛾)


2010年11月9日火曜日

アブラススキヒゲナガアブラムシ


  • アブラススキヒゲナガアブラムシ 油薄鬚長蚜虫
  • Sitobion  yasumatsui Moritsu, 1958 
  • Aphididae アブラムシ科
  • Aphidinae アブラムシ亜科
  • Macrosiphini ヒゲナガアブラムシ族
  • 22.11.9 つくば植物園で
  • ススキの花穂についていました。
  • 体色は黄赤色~赤褐色で、腹部背面が広範囲に光沢のある黒色をしており、角状管は黒色で長め。尾片は淡色でやや長め。
参考
  全国農村教育協会「アブラムシ入門図鑑」松本嘉幸著 P44
    虫ナビ

キクヒメヒゲナガアブラムシ


  • キクヒメヒゲナガアブラムシ 菊姫鬚長蚜虫
  • Macrosiphoniella sanborni (Gillette, 1908) 
  • Aphididae アブラムシ科
  • Aphidinae アブラムシ亜科
  • Macrosiphini ヒゲナガアブラムシ族
  • 22.11.8 家の庭のキクで
  • 体は赤褐色から暗褐色で光沢がある
  • 触角、角状管、尾片は暗色
  • 成虫の触角は体長より長い
  • 15~20℃のやや涼しい気温が適している
参考
  松本嘉幸著 全農教「アブラムシ入門図鑑」P73

2010年11月8日月曜日

ブチヒゲクロカスミカメ



  • ブチヒゲクロカスミカメ 斑鬚黒霞亀
  • Adelphocoris triannulatus (Stal, 1858)
  • Miridae カスミカメムシ科
  • Mirinae亜科
  • 22.11.06 茨城南部の里山で
  • 7,8mm程度
  • 楔状部の中央に黄白色の紋を持つ。
  • 小盾板と膜質部を除いた半翅鞘には伏毛が多い。
  • 触覚は黒色で、第2節以下の基部に淡黄褐色の部分がある。
  • 似た種が多いですが、以上からブチヒゲクロカスミカメとしました。
参考 北隆館「原色昆虫大図鑑Ⅲ」P167


キゴシハナアブ 黄腰花虻

キゴシハナアブ♂
キゴシハナアブ♀
  • キゴシハナアブ 黄腰花虻
  • Eristalinus (Lathyrophthalmus)  quinquestriatus (Fabricius, 1794)
  • Syrphidae ハナアブ科
  • Milesiinae  ナミハナアブ亜科
  • Eristalini ナミハナアブ族 )
  • Eristalinus タテジマクロハナアブ属
  • Eristalinus (Lathyrophthalmus)  ホシメハナアブ亜属

  • 10月29日 美浦村で
  • 10mm程度
  • 複眼に粉を散らしたような模様があり、胸に明瞭な縦じまがある(cf. ホシメハナアブの♀には細い縦じまがある)
  • 雄と雌では模様などにやや違いがあり、黄腰というのは、雄のほうが当てはまっているように感じます。
  • なお、種小名の quinquestriatus というのは、五本の縞のというような意味になると思われますが、体の色が銅黒色として、胸部の黄色の縞を数えるのでしょう。
参考
ハナアブの世界

2010年10月24日日曜日

ヨツデゴミグモ

Cyclosa sedeculata Karsch 1879

コガネグモ科 Araneidae
ゴミグモ属 Cyclosa
○2010.10.24 茨城南部の里山で(♂亜成体?)
  • あまり自信はありませんが、触肢が脹らんできているように見えます。

○2010.10.16 茨城南部の里山で(幼体)
  • 腹部後端に四つの突起があるそうですが、写真では三つにみえます。後の一つは下側(腹部下側)にあるようです。突起のつき方からヨツデなのでしょう。
  • 種小名の sedeculata は、椅子のようなという意味のようですが、そうすると手ではなくて脚ということになりますが、仮に漢字表記をすると四つ出塵蜘蛛ということになるのでしょうか。
  • 幼体のうちは渦巻状のかくれ帯をつけているそうですが、徐々にゴミを中央に集めてゴミの下にいることが多いそうです。


2010年10月17日日曜日

コガシラコバネナガカメムシ

コガシラコバネナガカメムシ 小頭小翅長亀虫
Pirkimerus japonicus (Hidaka, 1961)
ナガカメムシ科 コバネナガカメムシ(Blissinae)亜科
  • 22.10.3 茨城南部の里山で 体長7~8mm程度
  • 観察用メモにとまったのですが、さっぱり分からず、むし探検広場にお尋ねをしました。
  • コバネナガカメムシとのヒントを得て、確認したところ、コガシラコバネナガカメムシと判明しました。
  • 外来のカメムシで、ササの茎のような硬い茎の中に住み、コバネカメムシの類にもかかわらず、長翅型しか出現していない、変わったカメムシのようです。
  • そういえば、そばに竹やぶがありました。
参考


2010年10月5日火曜日

ナカムラオニグモ

ナカムラオニグモ 中村鬼蜘蛛
Larinioides cornutus Clerck, 1758
コガネグモ科 ナカムラオニグモ属
  • 22.10.3 茨城南部で
  • 体長10mm程度
  • 結構、鮮やかな模様でした。
  • 円網は見当たりませんでした。
  • レッドリスト掲載 1県(千葉) 準絶滅危惧扱い
  • オニグモ属 Araneus とするページも(ウィキペディアほか)もありますが、「日本のクモ」によりました。
  • なお、「ナカムラ」は中村正雄氏にちなむとのこと
参考
  日本のクモP199

カメノコロウムシ 亀甲蝋虫

Ceroplastes japonicus Green, 1921

Coccidae カタカイガラムシ科
○2010.10.05 家で(幼虫)
  • カイガラムシの類は雄はめったに見られないようですが、カメノコロウムシの雄は普通に見られるそうです。
  • 雄の成虫は、色々探してみたのですが不明です。他のカイガラムシのように、アブラムシのような格好をしているのでしょうか?
  • 一番右の個体は雌の幼虫のようです。




○2009.11.15 家の庭(♀)
  • 家のシデコブシの枝にくっついていました。大きさは5mm程度で大きく感じました。
  • カイガラムシも色々で、800種ぐらいいると推測されているそうです。
  • 分泌した厚い蝋で覆われていますが、このカイガラムシは、移動できるそうです。
  • 参考にさせていただいている福光村昆虫記さんのホームページは、本当に色々な昆虫が載っていて驚きます。


【参考】
  福光村昆虫記 カメムシ目その他


2010年9月24日金曜日

コマチグモの類

コマチグモ(小町蜘蛛)の類の幼体?
Chiracanthium sp.
フクログモ科コマチグモ属
  • 22.9.22 家の庭のフヨウの花びらの間で
  • 見当がつかず、「闇クモ画像掲示板」にお伺いをたてました。きどばんさんから「コマチグモ類の幼体っぽい」と教示いただきました。ありがとうございました。
  • フクログモの類かなと思っていたので、少しは見当がつくようになってきたかもと少しうれしくなりました。
  • 日本産のクモのうち、フクログモ科の大型種=カバキコマチグモ、アシナガコマチグモなどは、毒性が強いので、注意が必要なそうです。



2010年9月22日水曜日

アオズキンヨコバイ

アオズキンヨコバイ 青頭巾横這
Batracomorphus mundus (Matsumura, 1912)
オオヨコバイ科
  • 22.9.22 家の庭
  • ヨコバイも色々いるので驚きました。
  • 体長(翅を含む)7mm程度なので、アオズキンヨコバイとしました。
  • 似た種であるヒメアオズキンヨコバイは5mm程度
参考
  北隆館「原色昆虫大圖鑑」ⅢP195,196
  

2010年9月21日火曜日

クロメンガタスズメ 黒面形天蛾


Acherontia lachesis (Fabricius, 1798)
スズメガ科(Sphingidae) スズメガ亜科(Sphinginae)
  • 22.9.20 隣家のノウゼンカズラで、85mm程度
  • お隣が、我が家が虫好きというのが分かって、毛虫やら芋虫やら持ってきてくれるようになりました。
  • 恥ずかしがりやなのか、すぐに顔を隠してしまいます。
  • なんといっても尻尾がユニーク。
追加
 22.10.7 近所(茨城南部)で、緑色型の幼虫が歩いていました。尻尾がS字になっていたので、クロメンガタスズメの幼虫としました。

2010年9月19日日曜日

オオシロカネグモ

オオシロカネグモ 大白金蜘蛛
アシナガグモ科シロカネグモ属
  • 22.9.18 茨城南部で
  • 腹部の黒条がはっきりしているので、オオシロカネグモとしました。
参考
石神井公園のクモくも蜘蛛・蟲




日本のシロカネグモ属 Leucauge
L. magnifica オオシロカネグモ
L. blanda チュウガタシロカネグモ
L. subblanda コシロカネグモ
L. crucinota チビシロカネグモ
L. subgemmea キララシロカネグモ
L. decorata トガリシロカネグモ


2010年9月18日土曜日

ヤマトアブ


ヤマトアブ 大和虻
アブ科
  • 22.9.15 陸平で
  • 調査の途中で悩まされていました。
  • 似た種には、ウシアブやシロフアブがいますが、触角の基部が赤いのでヤマトアブとしました。
追加 10.16 茨城南部の里山で



2010年9月17日金曜日

キョウチクトウアブラムシ

キョウチクトウアブラムシ 夾竹桃蚜虫
Aphis nerii Boyer de Fonscolombe, 1841
アブラムシ科

  • 22.9.17 茨城南部
  • ガガイモの茎についていた。
(参考)
全農教「アブラムシ入門図鑑」松本嘉幸著P170


コバネヒョウタンナガカメムシ

コバネヒョウタンナガカメムシ 小翅瓢箪長亀虫
Togo hemipterus (Scott, 1874)
ナガカメムシ科
  • 22.9.17 茨城南部
  • イネ科の植物の花穂に寄生

2010年9月14日火曜日

コツヤホソゴミムシダマシ 小艶細偽塵芥虫(歩行虫、茶虫


Menephilus lucens  Marseul, 1876
ゴミムシダマシ科 ゴミムシダマシ亜科
  • 22.9.11 雪入で
  • ゴミムシの類の同定はやや諦め気味ですが、となんとなく様子が違うので調べてみました。
  • 脚の跗節がトゲトゲしておらず、体が丸っこいこと、顎が発達していないような気がします。
  • ゴミムシダマシの類も色々ですが、たぶん、コツヤホソゴミムシダマシと思われます。
  • ゴミムシダマシ科の多くは翅に条がある事が特徴のようです。

2010年9月11日土曜日

ヤサイゾウムシ

ヤサイゾウムシ 野菜象虫
Listroderes costirostris Schoenherr, 1826
Curculionidae ゾウムシ科 Hyperinae タコゾウムシ亜科
  • 22.9.11 家の中で 8mm程度
  • タコゾウムシの仲間は夏眠するものがありますが、この種も夏はあまり活動はしないようです。9月に入ったので、動き出したのでしょうか?
  • 4月中旬から6月下旬に出現後、9月から11月にアブラナ科の植物を摂食しながら産卵するとのこと

参考

2010年9月9日木曜日

キマダラオオナミシャク 黄斑大波尺蛾


Gandaritis fixseni (Bremer, 1864)
シャクガ科 ナミシャク亜科
  • 22.8.30 日光で、ホテルの自販機の光によってきていました。
  • 開張約50mmの大きなガ
  • 翅の形もスマート
  • やや色が薄いようですが、このような色合いのものもいるようです。
  • 追記 chochoensisさんの「千蟲譜物語」を拝見していたら、雌の色合いは薄いとのことなので、この個体は雌のようです。
  • 9/14 chochoensisさんから、この個体の色彩(上の写真)は雌のようです、とのコメントをいただきました。

参考

2010年9月4日土曜日

ハラビロマキバサシガメ♀

ハラビロマキバサシガメ♀ 腹広牧場刺亀虫
Himacerus apterus (Fabricius, 1798)
Nabidae マキバサシガメ科
  • 22.8.30 日光・中禅寺湖付近
  • 山地の潅木や草むらで見られ、体長12mm程度
  • ♀は特に腹部が広い。
  • 一般に短翅であるが、まれに長翅型が見られるそうです
  • 図鑑ではなかなか分からないので、カメムシBBSにお伺いをしましたが、あずまブリッドさんから、山地でよく見られる種ということで教示をいただき、再度、図鑑などを調べたところ、ハラビロマキバサシガメと判明しました。
  • ハラビロマキバサシガメとわかってみると、カメムシBBSでも、何回も登場していました。
参考
全農教「日本原色カメムシ図鑑」友国雅章監修P164ほか
ujiharaoさんの「カメムシも面白い!!



2010年9月3日金曜日

シナヒラタハナバエ(シナヒラタヤドリバエ)

 シナヒラタハナバエ(シナヒラタヤドリバエ) 支那扁花蝿
Ectophasia rotundiventris (Loew. 1858)
Tachinidae ヤドリバエ科
 Phasiinae ヒラタハナバエ(ヒラタヤドリバエ)亜科
  • 22.8.30 日光中禅寺湖付近
  • 体長10mmほど
  • 和名漢字は自己流
  • 寄主は、スコットカメムシなど
  • 腹部後半の黒色部は♂では消滅することがあるそうです。

参考
北隆館・原色昆虫大圖鑑ⅢP374


2010年9月2日木曜日

ムジホソバ

ムジホソバ 無地細翅
Eilema deplana pavescens (Butler, 1877)
ヒトリガ科(Arctiidae) コケガ亜科(Lithosiinae)
  • 22.8.30 日光宇都宮道路の日光口PAにて

2010年8月31日火曜日

キベリタテハ


キベリタテハ 黄縁立翅、黄縁蛺蝶
Nymphalis antiopa (Linnaeus, 1758)


Nymphalidae タテハチョウ科
Nymphalinae タテハチョウ亜科
Nymphalini タテハチョウ族
○2010.08.31 日光・千手ヶ浜で

  • 何回か見かけたことはあったのですが、目の前にとまってくれました。
  • 黄色の縁どりがとても印象的です。


2010年8月24日火曜日

ミンミンゼミ 蛁蟟、みんみん蝉

Oncotympana maculaticollis (Motschulsky, 1866)

Cicadidae セミ科
Cicadinae セミ亜科
○2010.08.24 陸平


2010年8月23日月曜日

シロツトガ

シロツトガ 白苞蛾
Calamotropha paludella purella (Leech, 1889)
ツトガ科 ツトガ亜科
  • 8月中旬 茨城南部
  • 翅を閉じている蛾の開長はどのように測るのか?おそらく30mm超と思われます。
  • 白が綺麗で、セイウチみたいな鬚が面白い蛾
  • これも、ひたすら力技で画像一覧を眺めたのですが、良くわからず、結局、新・蛾像掲示板でお尋ねしたところ、Tamagaro@東京さんから教示いただきました。ありがとうございます。
  • シロツトガの翅も色々な模様があるようです。旧称は、タイワンキボシツトガだそうで、良く見ると、キボシが見えるような気がします。
  • シロツトガで検索をすると、虫ナビで模様が同じ個体がいました。
参考 虫ナビ

2010年8月21日土曜日

トゲザトウムシ

トゲザトウムシ 棘座頭虫
Oligolophus aspersus
ザトウムシ目マザトウムシ科マザトウムシ亜科
  • 8/19 奥日光 1600m程度の山地で
  • ザトウムシの類は図鑑にも詳しく載っておらず、だいたい分からないですが、これは、比較的に分かりやすいようです。
  • 頭部前方に、黄白色の小さな棘が3個あり、第2歩脚が大変長い、ブナ帯に生息するザトウムシだそうです。
  • ザトウムシは棘があったり、角や鋏みたいのものをもっていたり、なかなか面白そうです。
参考 虫ナビ



2010年8月10日火曜日

ムラサキシラホシカメムシ

ムラサキシラホシカメムシ 紫白星亀虫
Eysarcoris annamita Breddin, 1913
Pentatomidae カメムシ科


幼虫(5齢?3,4mm)

  • 家の庭のヒメミカンソウについていた(写真は軍手が写ってます)。体長5mm程度。
  • 艶のある紫ががった褐色で、黄白色の大きな紋があったので、ムラサキシロホシカメムシとした。
  • 似た種であるマルシラホシカメムシはやや色が薄く、黄白色の紋も小さめだそうです。
  • 別名:ツヤマルシラホシカメムシ
  • キク科の植物の汁を吸うそうですが、今回は、ヒメミカンソウ(トウダイグサ科)についていました。

2010年8月8日日曜日

チャノコカクモンハマキ

チャノコカクモンハマキ 茶小角紋葉巻
Adoxophyes honmai Yasuda, 1988
ハマキガ科(Tortricidae) ハマキガ亜科(Tortricinae)
  • 8月6日 家の庭で
  • 幼虫は、ツバキ科のチャ
  • 斑紋からオスと思われます。
  • 斑紋が濃く、前翅の先に逆三角形の斑紋もあるので、チャノコカクモンハマキとしました。
  • 類似種のウスコカクモンハマキとは交雑するようです。


ヒメクロホシフタオ

ヒメクロホシフタオ 姫黒星二尾蛾
Dysaethria illotata (Christoph, 1880)
ツバメガ科(Uraniidae) フタオガ亜科(Epipleminae)
  • 22.7.31 裏磐梯(1000mほど)で
  • クロホシフタオ、ミナミクロホシフタオに似るが、本種は外横線の前翅上半分での外側への張り出しが弱い(みんなで作る日本産蛾類図鑑)。
  • ク後翅の外縁、第4及び第7脈のところに突起があるので二尾となっているようです。
  • MOKUROKUでは、Epiplemidae フタオガ科 となっていましたが、みんなで作る日本産蛾類図鑑によりました。

ベッコウハゴロモ 鼈甲羽衣

Orosanga japonicus (Melichar, 1898)

Ricaniidae ハゴロモ科
○2010.08.08 庭で

○2010.7.24 牛久自然の森


アオバハゴロモ 青羽羽衣

Geisha distinctissima (Walker, 1858)


Flatidae アオバハゴロモ科
○2010.08.08 庭で
  • 同じ羽衣の名を持つベッコウハゴロモなどは翅を伏せてとまるが、アオバハゴロモは翅を立ててとまる。

2010年8月7日土曜日

アズチグモ 安土蜘蛛

Thomisus labefactus karsch 1881

50056 カニグモ科 Thomisidae
Thomisus アズチグモ属
○2010.08.07 牛久で(斑紋型♀)
  • 色彩、斑紋に変異が多いようですが、頭胸部先端の三角形の褐色斑が目印です。

○2010.07.16 庭で(♂)
  • 家の庭のヒャクニチソウで待ち伏せ
  • 小さい2~3mm

○2010.06.28 家の庭で空中ブランコ(基本型♀)

  • 普段は、花のなかに潜んでいるアズチグモが空中ブランコをしていました。
  • 和名漢字は安土蜘蛛(アヅチグモ)なのですが、標準和名はアズチグモとなっているようです。