2020年8月1日土曜日

ナナフシモドキ 七節擬き 竹節虫擬き

Ramulus mikado (Rhen, 1904)

ナナフシモドキ科 Phasmatidae
〇2020/08/01 里山
  • 日本直翅学会編2016「日本産直翅目標準図鑑」では、ナナフシモドキ科に再編され、ナナフシモドキ Ramulus mikado に整理されたようです。

○2014.06.08 筑波山
  • ケーブルカー乗り場の手すりで
  • 触角が短いのがよく分かります。

2011.06.21 里山で
ムクノキがお気に入り

  • 触角の短いこのナナフシの名前はちょっと混乱しているようです。
  • 従来、ナナフシについては、ヒゲボソナナフシ亜科(ヒゲナナフシ亜科?)のPhraortes 属とされており、この属は、触角が長いことが特徴であることから、別に、ナナフシモドキがいるとの説が有力であったようです。
  • これについて、北隆館の原色昆虫大図鑑Ⅲ(H20年)で、山崎柄根氏が属をナナフシ亜科のBaculum属に変更し、ナナフシを、Baculum elongatum として、一応の解決が図られているようです。
  • この説に従うと、ナナフシモドキはいないことになるのが、少し寂しいような気もします。
  • 名前はともかく、英語表記 walkingstick も良い感じですね。
  • なお、ナナフシによく似た、触角の長いエダナナフシは、本州近畿以西から九州で普通とされているので、茨城近辺では、お目にかかれないのかもしれません。

参考


0 件のコメント:

コメントを投稿