Nipponaclerda biwakoensis (Kuwana, 1907)
Hemiptera カメムシ目
Aclerdidae カタカイガラモドキ科
○2014.02.14 牛久沼裏側から |
- 5-7mm程度
- オオジュリンの大好物
- 枯れたようにみえる葦で生きていけるのでしょうか?
- おそらく、葦が生えてくる頃、まだ、動くことのできる幼虫が新しい葦に移っていくのでしょうね。♂はカイガラムシの例によって、羽をもって動くことのできる全く別の形態なのかな?
- 日本名は、「琵琶湖硬介殻擬き」となるのでしょうか。
- 明治から昭和初期の昆虫学者(特に、カイガラムシの研究)である桑名伊之吉さん(イセリアカイガラムシの防除にベダリアテントウムシの導入を提言したことで有名)が発見
- 日本では、この種とAclerda属のタケカタカイガラモドキ及びカンシャカタカイガラモドキの3種のカタカイガラモドキの仲間が見られるのですが、カンシャカタカイガラモドキ(甘蔗硬介殻擬き)についても、60歳の頃、桑名さんが発見しているようです。
- ビワコカタカイガラモドキを発見した時には、Aclerda(カタカイガラ)属として発表していたようですが、1954年に、McConnellによって、Nipponaclerda(ニッポンカタカイガラ)属に分類し直されているようです。
- 竹や笹につくタケカタカイガラモドキも、今度探してみましょう。竹藪に住む小鳥たちの餌になっているのかもしれませんね。