2020年5月31日日曜日

5/30 ハラキンミズアブ 腹金水虻

Microchrysa flaviventris

ミズアブ科
〇2020/5/31 庭で ♂
  • 腹部背面の紋様、後脚の紋様から、ハラキンミズアブとしました。
 これまで、ハラキンミズアブの類として、アップしていますが、微妙です。



クロヒラタアブ

〇2020/5/31 庭で
  • お尻が白く抜けているので、迷ってしまいました。
2011/05/30 写真などを追加

Betasyrphus serarius (Wiedemann, 1830)  
  • 5/30 家の庭で ♀のようです。
  • 手乗りになってくれました。
  • 一寸のハエにも五分の大和魂では、ニッポンクロヒラタアブとは雄のゲニでしか区別できないとされていますが、北隆館の大図鑑では、B.nipponensis の触角は黄色とされています。
  • また、Taxonomic Note on Syrphus nipponensis VAN DER GOOT (Diptera, Syrphidae) という論文でも、同様のことが記載されています。(・・・the third antennal segment is distinctly yellowish・・・)
  • 一寸のハエでのお話は当然、これらを承知のうえでしょうから、なにか理由があるのでしょう。
  • いずれにしても、触角も黒いし、分布的にもクロヒラタアブと思われます。

参考

2009/11/10
 
クロヒラタアブ(黒扁虻) ハナアブ科クロヒラタアブ属
  • 家の庭の菊の花で
  • クロヒラタアブと近似種のニッポンクロヒラタアブとは、外見上では区分ができないようです。
  • アブの類はなかなか難しいですね。ただ、本州あるいは関東南部では見られないとする方もいるので、クロヒラタアブとしました。


参考
 

クダマキモドキ(サトクダマキモドキ) 擬管巻

Holochlora  japonica Brunner, 1878


131000120100
Tettigoniidae キリギリス科
Phaneropterinae ツユムシ亜科
〇2020/5/31 庭で 初齢幼虫

○2018.08.18 里山

○2012.10.11 茨城南部の里山で(♀)
  • 体長は、翅を除くようなので40㎜程度でしょうか。
  • 後脚が欠けているので、残念ながら、跳んで逃げられなかったようです。
  • さて、触角が淡褐色で、翅脈が分岐していること、さらに前脚が緑色なことから、サトクダマキモドキとしました。

○2012.06.28 家の庭
  • 3齢ほど
  • 触角がとても長いのですが、うまく折りたたんでいます。
  • ヤマクダマキモドキは、前腿節が赤褐色となっており区別されるそうです。
  • クダマキ(管巻)とは、クツワムシの別称ですが、それに似ているからとのことです。
  • それでは、クツワムシはなぜクダマキと呼ばれていたのかは、定説がないようです。
  • そもそも、管巻とは、機織りで糸をつむぐときの軸となるもので、糸を紡ぐときの音がうるさいからとか、♀の産卵管が管巻に似ているというような説があるようです。

【参考】 アーチャーンさんの「我が家の庭の生き物たち」


カバイロトガリメイガ 樺色尖螟蛾

Endotricha theonalis (Walker) 1859
Pyralidae メイガ科
Pyralinae シマメイガ亜科
Endotrichini トガリメイガ族
〇2020/5/31 庭で
  
  • だいぶ色合いが異なりますが、色彩変異が大きいようです。


〇2020.05.10 庭で ♀
  


マエキヒメシャク 前黄姫尺蠖

Scopula nigropunctata imbella (Warren, 1901)
本州以南亜種

シャクガ科(Geometridae)
ヒメシャク亜科(Sterrhinae)
〇2020/5/31 庭で

  • 翅の形、全体に細かい黒点などから

○2016.05.12 庭で
  • 似た種が多いので、たぶん。
  • 翅の形、特に後翅のかくばったところからマエキヒメシャクとしました。

【参考】

2020年5月30日土曜日

シマアシブトハナアブ 縞脚太花虻

Mesembrius flavipes (Matsumura, 1905)


292230560208
Syrphidae ハナアブ科
Milesiinae (ナミハナアブ亜科)
Eristalini (ナミハナアブ族 )
〇2020/5/30 里山 ♀

〇2014.05.17 里山で(♀、♂)


  • ♀がとまった場所のすぐ目の前で、♂がずーっとホバリングをしていました。
  • お見合い状態だったのですが・・・?


〇2014.04.26 庭で(♂)

  •  アシブトハナアブかと思ったのですが、ちょっと模様が違います。
  • 「札幌の昆虫」P213 顔に黒色中条がなく、後脚は脛節の基部以外黒色。♂は離眼的という記載に合致しているようです。


【参考】


【掲載している近似種】
アシブトハナアブ



2020年5月29日金曜日

ヘリグロテントウノミハムシ

ヘリグロテントウノミハムシ 縁黒天道蚤葉虫
Argopistes coccinelliformis Csiki, 1940

甲虫目>ハムシ科>ノミハムシ亜科
〇2020/5/29 庭で

○2018.05.02 庭で(ヒイラギ)
  • ヒイラギの葉の中に潜り込んでいる幼虫
  • テントウノミハムシと区別は難しいようです。


○2011.06.09 庭で
  • 6/9 家のネズミモチで
  • テントウムシにしては、よく動きます。蚤葉虫という位ですから、跳んで逃げることがあるようですが、おとなしく手乗りになってくれました。
  • ナミテントウとよく似ているのですが、触角が長いので見分けがつくようです。
  • さらに、近縁の種に、テントウノミハムシがいるのですが、やや細めで、前胸背板前縁(前胸部と頭のつなぎ目の部分)は前方に突出しているそうです。




アワノメイガ(粟野螟蛾)

Ostrinia furnacalis (Guenée, 1854)

ツトガ科(Crambidae)
ノメイガ亜科(Pyraustinae)
〇2020/5/29 庭で
  • なんとなく、ノメイガの仲間らしいので、例によって、無理矢理絵合わせ
  • トウモロコシの大害虫として有名のようです。

【参考】


メスジロハエトリ 雌白蝿取

Phintella versicolor

ハエトリグモ科
アサヒハエトリグモ属
〇2020/5/29 庭で

○2013.11.10 家の庭で(♂)


  • 6-7月に出現とされるクモですが、庭を歩いていました。カメラに飛びつくなど元気でした。歩脚が長大です。
  • 幼体は♂も雌型なので、♂成体のようです。
  • 左側の第2脚が欠けていますが、どのような事件があったのでしょうか。
【参考】 クモ画像集


〇2013.07.07 茨城南部の里山で(♀)
  • ユズの葉のうえで
  • 歩脚に輪紋があります。
  • なかなか♂には会えません。

○2012.06.20 庭のウメで(幼体)
  • ♂♀全く外見が異なりますが、亜成体までは区別がつかないそうです。

○2012.05.11 庭のコナラで(♀)
  • 6-8mm
  • どこかに袋状の住居があったのでしょうが、分かりませんでした。


【参考】 文一総合出版 新海栄一「日本のクモ」P300



トビイロトラガ 鳶色虎蛾

Sarbanissa subflava (Moore, 1877)

ヤガ科(Noctuidae)
トラガ亜科(Agaristinae)
〇2020/5/29 庭で
  • 同じポーズで、久しぶり
  • ブドウ科で、幼虫を探してみましょう。

○2011.08.01 庭のモクレンで
  • 前脚をそろえて前にお辞儀をしているようです。色合いだけでなく、止まり方もユニーク。

【参考】


2020年5月28日木曜日

イエユウレイグモ 家幽霊蜘蛛

Pholcus phalangioides

クモ目 Araneae
ユウレイグモ科 Pholcidae
〇2020.05.28 家の中 ♂


  •  触肢の様子から♂のようです。


○2012.06.25 家の中で




  • トイレの天井で
  • 腹部が細いのですが、触肢の形状から、♀と思われます。餌がないのかな。
  • ユウレイグモと似ていますが、ユウレイグモは野外で見られることが多いようです。頭胸部、腹部、脚の模様からイエユウレイグモとしました。

【参考】 写真日本クモ類大図鑑 図版P28 解説P172
     Wikipedia

【お勉強】
ユウレイグモ科 daddy long legs spiders
イエユウレイグモ the cellar spider or the skull spider


オオシロフクモバチ 大白斑蜘蛛蜂

Episyron arrogans

クモバチ科 Pompilidae
〇2020/05/28 庭で

〇2020/05/25 庭で
  
  • 獲物は、ヤマシロオニグモ(山城鬼蜘蛛)のようです。
  • 延々と引きずっていましたが、蜘蛛が弱るのを待っていたようです。




2020年5月27日水曜日

ヤチガガンボ 谷地大蚊

Tipula (Vestiplex) serricauda

ガガンボ科 Tipulidae
ガガンボ亜科 Tipula
〇2020/5/27 庭で ♂


  • 非常に脚が長いのが特徴

〇2012/6/3 庭で ♀



シマサシガメ 縞刺亀虫

Sphedanolestes impressicollis (Stal, 1861)

サシガメ科
Harpactorinae亜科
〇2020/5/27 庭のシモツケで
  • シモツケには、シモツケハバチの幼虫がついていたのですが、狙っているのでしょうか?

○2012.05.12 茨城南部で(幼虫)
  • 翅の形がはっきりしてきており、終齢の幼虫のようです。

【参考】
全農教 日本原色カメムシ図鑑 図版36

○2011.06.06 庭で(成虫)
  • 一見ヨコヅナサシガメに似ているのですが、やや細身です。
  • お腹をみると、お腹も白と黒の模様ですが、脚の付け根は黒です。