2010年5月17日月曜日

Tipula属の仲間


Tipula属の仲間?
  • 5月初旬に、家の中でお亡くなりになっていました。
  • 体長22.5mm
  • 検索表で、ガガンボ科まではたどり着きましたが、後は、絵合わせでは分かりません。
  • そこで、いつもお世話になっている一寸のハエにも五分の大和魂の掲示板で、教示をお願いしましたが、この類は、未記載種も多くあるようで、難しいようです。
  • 専門外としながらも、三枝先生から、キリウジガガンボなどと同じTipula属の一種ではないかとの教示をいただきました。
  • ネットで、Catalogue of the Craneflies of the WorldやBugGuide.Netなどの海外のHPを拝見しましたが、本当に色々いるものだなとむしろ感心してしまいました。
  • キリウジガガンボやクロキウリガガンボなどには似ているのですが、やや大きさなどが合いません。我が家では普通種のこの少し大きなガガンボには、当分名前はつきそうにありません。




シロズアツバ

シロズアツバ 白頭厚翅
Ectogonia butleri (Leech, 1900)
ヤガ科シタバガ亜科
  • 5月中旬 茨城県石岡で、車の窓にとまっていました。
  • 蛾の類はさっぱり分からず、みんなで作る日本産蛾類図鑑の新・画像掲示板で教示をお願いしたところ、早速、教えていただけました。”里山遊”さんありがとうございました。
  • この蛾の頭の先に長く突き出しているのは、下唇髭だそうです。
  • また、触角は畳まれているので分かりませんが、雄の触角は櫛歯状だそうです。
  • 翅に白い線があるのが特徴のようですが、なんとなく、ジェット戦闘機のようですね。
  • 和名漢字は、いつものように、北隆館「日本昆蟁圖鑑」によっているのですが、頭部がなんとなく白っぽくみえるから"白頭”なのでしょうか?
参考 北隆館 日本昆蟁圖鑑


2010年5月10日月曜日

ヒラタハナムグリ 扁花潜




ヒラタハナムグリ 扁花潜
Nipponovalgus angusticollis angusticollis  (Waterhouse, 1875)
コガネムシ科ヒラタハナムグリ亜科
  • 庭のつつじにきていました。大きさ5,6mm。
  • よく見ようとしたら、死んだ振り?その後、数分して、スローモーションのようにおきあがってきた。
  • 黒褐色で、とても扁平なハナムグリ
  • ♀はほとんど朽木内からでることはないとのことで、花に潜り込んで花粉を食べているのは♂のようです。

2010年5月9日日曜日

オビコシボソガガンボ 帯腰細大蚊

メタリックで硬質な外装と、斑紋のある翅、そして、ハチのようにくびれた腹部が特徴的です。
オスの触角は体長を超えるほどであるのに対して、メスの触角は、そんなに長くはありません。


オビコシボソガガンボ 帯腰細大蚊
Ptychoptera  japonica  Alexander, 1913
コシボソガガンボ科 Ptychopteridae

2010年5月6日木曜日

ジョウカイボン 淨海坊

Athemus suturellus suturellus (Motschulsky, 1860)

ジョウカイボン科



  • カミキリムシと違って上翅が柔らかく、雑食性

  • 成虫は花の蜜や、昆虫を捕らえて食べるそうです。

  • 和名は、平清盛の法名から名づけられたとの説があるようです。
  • さて、ジョウカイボンについては、分類が進められているようですので、たぶんということになります。


  • キアシホソルリミズアブ

     地面をよろよろ歩いていたので、追いかけて撮ったのですが、満足な写真は撮れませんでした。
     一寸のハエにも五分の大和魂にお伺いをたてることもできないので、本当はボツなのですが、綺麗だったので、とりあえず絵合わせで、キアシホソルリミズアブに行き着きました。
    たぶんキアシホソルリミズアブ
    Actina diadema Lindner. 1936

     迷っているうちに、アーチャーンさんのブログをみると、エゾホソルリミズアブがアップされていました。さらに、ふっかーSさんのブログにもホソルリミズアブ亜科の一種がアップされていました。中身はそちらを参照していただくこととして、記録的にアップしておくこととしました。

    参考
    フッカーSさんのどっこい生きている ホソルリミズアブ亜科の一種 
    アーチャーンさんの成城の動植物 エゾホソルリミズアブ

    2010年5月5日水曜日

    ナミガタチビタマムシ 波形矮吉丁虫

    Trachys griseofasciata E.Saunders, 1873

    Buprestidae タマムシ科
    Trachyinae  チビタマムシ亜科

    小さな玉虫を見つけた。
    • 3mmほど
    • チビタマムシの類は色々いたが、姿形から。特に、ヤノナミガタチビタマムシと違いがよく分からなかったが、体長と幅の比が2:1程度あるので、ナミガタチビタマムシとした。
    • ヤノナミガタチビタマムシは1.5:1程度とのこと
    参考



    エゾオナガバチ♀

     体長は30mmほど、鏡胞は三角形であり、Megarahyssaの類でよいと思われます。北隆館の新訂原色昆虫図鑑Ⅲに載っているオオホシオナガバチの♀にあっては、前翅の縁紋より発端よりに褐色の紋があることになっているが、どうもそのようにみえません。
     mokurokuには、もう一種エゾオナガバチが載っていたので、調べてみると間違いないようでした。
    エゾオナガバチ♀ 蝦夷尾長蜂
    Megarhyssa jezoensis (Matsumura, 1912) 
    ヒメバチ科 オナガバチ亜科
    参考
     日本昆虫図鑑(北隆館:内田清之助ほか)P398
     Web寄生蜂図鑑

    ※ mokurokuの分類より日本産ヒメバチ目録の分類のほうが新しいようですので、それによりました。
    http://cse.naro.affrc.go.jp/konishi/mokuroku/