2015年4月28日火曜日

サンゴジュハムシ 珊瑚樹金花虫

Pyrrhalta humeralis (Chen, 1942)

Chrysomelidae ハムシ科
Galerucinae ヒゲナガハムシ亜科
〇2015.04.28 庭で(幼虫)

  • オオデマリの葉で
  • 同じ科(スイカズラ科)のサンゴジュの名前がついていますが、オオデマリの害虫としても知られています。
  • 最初は、ハバチの幼虫かと思いましたが、腹脚がなく、尾脚のみでした。


〇2012.11.22 家の庭
  • 食餌植物は、名前のとおり、サンゴジュなどのガマズミの仲間のはずですが、菊の花のうえで会いました。
  • 11月頃までみられるとされますが、越冬は卵でとされています。
【参考】 病害虫図鑑

〇2012.07.01 家の庭
  • 目が点


2015年4月26日日曜日

ニワハンミョウ 庭斑猫

Cicindela japana  Motschulsky, 1857

Cicindelidae  ハンミョウ科
Cicindelinae ハンミョウ亜科
○2015.04.26 つくし湖付近(茨城県桜川市)

  • 初見でした。


アシブトチズモンアオシャク 脚太地図紋青尺蠖

Agathia visenda visenda Prout, 1917

Geometridae シャクガ科
Geometrinae アオシャク亜科
○2015.04.26 つくし湖付近(茨城県桜川市)

  • 羽化に失敗したようです。


【参考】 みんなで作る日本産蛾類図鑑
 この図鑑では、アシブトチズモンアオシャク伊豆諸島以外亜種 Agathia visenda curvifiniens Prout, 1917 とされています。



2015年4月25日土曜日

ミヤマセセリ 深山挵

Erynnis montana (Bremer, 1861) 

Hesperiidae セセリチョウ科
Pyrginae チャマダラセセリ亜科
○2015.04.25 里山で(♀)

○2014.04.04 高崎の森
  • 今年も会えました。
  • ♂のほうは、コナラの林でヒラヒラしていて、とても撮影できません。羽化直後の♀を見つけようとしているのでしょうか。


○2012.05.19 茨城南部の里山で(幼虫)
  • コナラの葉を折りたたんで隠れていました。
  • 2齢程度の幼虫と思われます。

○2011.04.17 小池城址公園で(♂)

  • ♂には、前翅に白帯がありません。
  • ♂の写真も撮れました。


○2009.04.22 高崎の森で(♀)
  • 前翅に白い帯があるのが♀
  • ♂の写真は撮り損ねています。

【挵る】 
 せせ・る 動詞ラ行五段活用 尖ったもので、繰り返しつつく。つつきほじくる。「楊枝で歯を挵(せせ)る」

【近縁種】
 チャマダラセセリ亜科には、ダイミョウセセリも区分されており、止まり方が似ています。また、ダイミョウセセリの幼虫はヤマノイモの葉を折りたたんで隠れています。



クロハネシロヒゲナガ 黒翅白鬚長

Nemophora albiantennella Issiki, 1930

ヒゲナガガ科(Adelidae)
亜科和名未定(Adelinae)
〇2015.04.25 里山で(♂)

  • 黒翅というよりは、黒帯のようです。

〇2014.05.10 里山で(♂)

  • 別個体です。
  • やはり、触角の長さが♀とは違います。
  • この触角を震わせながら、草の間をひらひらして、♀を探しているのでしょうね。


○2012.05.19 里山で(♀)
  • ハルジオンで
  • 触角の長さからみると、♀のようです。


アトボシエダシャク  後星枝尺蠖

Cepphis advenaria (Hubner, 1790)

シャクガ科 Geometridae
エダシャク亜科 Ennominae
○2015.04.25 里山

  • 翅を開いてとまることはほとんどないそうですが、ビニールの袋に入ってもらいました。


○2012.07.15 栂池で
  • 未計測 開張 22-25㎜程度とのこと
  • 葉っぱに突き刺さるようにとまっていました。



ベニカミキリ 紅天牛 紅髪切虫

Purpuricenus temminckii (Guerin-Meneville, 1844)

Cerambycidae カミキリムシ科
Cerambycinae カミキリ亜科
Purpuricenini族
○2015.04.25 里山で

○2012.4.1 里山で
 竹の切り株についていました。幼虫は竹を食樹としているのだそうで、この春に羽化した個体と思われます。
 
羽化して24時間すると、赤くなるのだそうです
参考


2015年4月24日金曜日

トラフコメツキ 虎斑米搗、虎斑叩頭虫

Selatosomus  onerosus (Lewis, 1894)


Elateridae コメツキムシ科
Denticollinae ベニコメツキ亜科
○2014.04.24 庭で

  • 庭でお亡くなりになっていました。
  • 春先にでるコメツキムシ(3-5月)
  • 10㎜程度とされるので、この個体は15mm超と大きな個体のようです。
  • あまり、見たことはないのですが、結構普通のようです。


○2011.02.05 里山で

  • 4/16 里山で。初見
  • 見たことがないような模様でした。



オオバコヤガ 大翅小夜蛾

Diarsia canescens (Butler, 1878)

ヤガ科(Noctuidae)
モンヤガ亜科(Noctuinae)
○2015.04.24 庭で

  • 不明としていましたが、どうやら、オオバコヤガかコウスチャヤガのようです。
  • なかなか、同定が難しいようですが、 itotonbosan の「北茨城周辺の生き物」のポイントなどにしたがって、オオバコヤガとしました。
  • 環状紋が翅脈で切られ円くないこと

2015年4月23日木曜日

ギンランキマダラハナバチ 銀蘭黄斑花蜂

Nomada ginran Tsuneki, 1973

Apidae ミツバチ科
Nomadinae キマダラハナバチ亜科
○2015.04.23 庭で


  • 腹部の赤い、小さなキマダラハナバチの類ですが、絵合わせで、ギンランキマダラハナバチに似ています。たぶんということで・・・
  • 1973に、福井大学の教授であった常木勝次博士により、命名、発表されたようです。
  • 図鑑としては、木野田君公さんの「札幌の昆虫」P350に載っていました。
  • これによると、①5-6月 ②6-7mm ③平地~山地の花 となっていました。
  • やっぱり、ハナバチの類に寄生するようです。


2015年4月22日水曜日

コアオハナムグリ 小青花潜

Oxycetonia  jucunda (Faldermann, 1835)

Scarabaeidae コガネムシ科
Cetoninae ハナムグリ亜科
○2015.04.22 庭で
  • コアオハナムグリなのですから、本来、アオ=緑色なのですが、色彩の変異が多いようで、この個体のように赤銅色のものや、暗紫色のものなどいるようです。

○2014.08.17 陸平で

○2009.05.02 金村別雷神社



2015年4月21日火曜日

ヨツボシテントウダマシ 四星天道騙し(四星偽瓢虫)

Ancylopus pictus asiaticus  Strohecker, 1972

Endomychidae  テントウムシダマシ科
Eumorphinae オオテントウダマシ亜科
○2015.04.21 庭で


  • 6mm程度
  • 学名のasiaticus(アジアの)は、アジア亜種ということなのでしょう。
  • 科名は、MOKUROKUなどでは、テントウムシダマシ科となっていますが、種名は、○○テントウダマシとされているようです。
  • 種名ではなぜ、「○○テントウムシダマシ」ではないのか、気になる所ですが、よく分かりません。
  • 昔の図鑑では、ヨツボシテントウムシダマシとする図鑑もあるのですが、そもそも、テントウムシダマシとは、ニジュウヤホシテントウの別名であったようで、混乱するからでしょうか?
  • 科和名をテントウダマシ科とする人もいるようですが、この方が分かりやすいかもしれませんね。
  • さて、この虫は、細長く、触角も違っているので、あまりテントウムシらしくありませんが、近くにいたヒメカメノコテントウ(亀甲型)とは、少し似ている気がしました。
  • 叢やゴミの下などに普通とされていますが、菌類を食べているのだそうです。
  • 種小名(彩色された)のとおり、彩色がきれいですね。



2015年4月18日土曜日

カシワノミゾウムシ 柏蚤象鼻虫

Rhynchaenus japonicus (Hustache, 1920)


Curculionidae ゾウムシ科
Rhynchaeninae ノミゾウムシ亜科
○2015.04.18

  • いつの間にか、フロントグラスについていました。
  • 4mm程度
  • ノミゾウムシsp.としていましたが、ジャワカ零さんのご指摘で、カシワノミゾウムシとしました。(ありがとうございました。)
  • 薄茶色の毛が密生している写真を見て、別種と思っていたのですが、毛が擦れると、黒色になるようです。
  • コナラなどの葉に潜って過ごし、4月ごろには、成虫となってでてくるようです。

アジアイトトンボ 亜細亜糸蜻蛉

Ischnura asiatica Brauer, 1865

トンボ目
イトトンボ科
アオモンイトトンボ属
○2015.04.18 里山で(♂)

  • 珍しく、近寄らせてくれました。


〇2014.06.26 里山(未熟♀)
  • 腹部第1,2節の背側が黒くなっているので、アジアイトトンボの未熟♀としました。
  • その他、眼後紋の形状でも区別できるようです。

○2012.05.14 里山で(交尾)
  • ♂を中心に掲載
  • 腹部8節の背側が黒。
  • この属(アオモンイトトンボ属)の♂の場合,前翅の縁紋の半分が淡色になっていて2色だそうです。

○2012.05.05 里山で(成熟♀)
  • 腹部第1,2節の背側が黒いので、アジアイトトンボ♀としました。
  • 成熟♀について、標本ではっきりしないせいか、眼後紋に関する記載が一般にないのに、この個体については、青い眼後紋が見られるので迷ったが、神戸のトンボに詳しい解説が載っていました。
【参考】


2011.08.10 里山で(交尾)

2011.06.26 庭の小池で(脱皮殻)

2011.06.20 庭の小池で(♂羽化)
  • 8時過ぎに見たときには、脚もまだ効かないようでしたが、10時ころに見たときには、だいぶ色合いもはっきりして、脚もしゃんとしていました。
      

【参考】
  神戸のトンボ



イチモンジカメノコハムシ

イチモンジカメノコハムシ 一文字亀子金花虫
Thlaspida cribrosa

コウチュウ目(鞘翅目)
ハムシ科
カメノコハムシ亜科(トゲハムシ亜科)
○2015.04.18 里山で


  • どちらが♂でどちらが♀?
  • 腹側から失礼


○2011.04.16 里山で
  • 透き通って綺麗
  • 前は、カメノコハムシ亜科とされていたようですが、現在は、トゲハムシ亜科とされているようです。

○2011.05.16 筑波山で
  • 別角度の写真を追加

○2011.06.21 里山で
  • 幼虫は、自分の脱皮殻などを載せており、奇妙な形をしています。
○2012.06.23 里山で(幼虫写真追加)


2015年4月12日日曜日

オナシカワゲラの類 無尾襀翅

Nemouridae sp.

Nemouridae オナシカワゲラ科
Nemourinae オナシカワゲラ亜科
Nemoura オナシカワゲラ属
○2015.04.12 家で


  • オナシカワゲラ属については、「Nemouraには地域固有種が多数見つかるため、日本全体で見れば多くの未記載種が見つかるが、その他にも未だ解明度は低い。」とされる(カワゲラ目録)。
  • 体長10ミリメートル前後の小形のカワゲラで、尾毛は1節しかなく、(成虫では)尾がないようにみえるのが名の由来とされています。
  • 翅は腹部を捲かず、単眼があり、尾毛が1節しかなく、各肢の付節第2節が短いこと及び他のブロクでの翅脈などから、オナシカワゲラの類としました。