2023年6月30日金曜日

コウスバカゲロウ 小蛟蜻蛉 小薄翅蜉蝣

Myrmeleon formicarius (Linnaeus, 1767)


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Myrmeleontidae ウスバカゲロウ科
Myrmeleontinae 亜科
○2023/06/30 庭で

○2014.06.24 庭で

  • ウスバカゲロウに似るが、翅の幅は先端部でさほど太くならないことで区別される。
  • 海浜にいるクロコウスバカゲロウとも似ているが、コウスバカゲロウは、中脚の脛が全体的に黒いことから、部分的に黄色くなるクロコウスバカゲロウと区別できるとされる(あおもり昆虫記)。
  • 幼虫は、海岸や河原の砂地に噴火口状の穴をつくるとされますが、成虫はやや薄暗い林縁で見つかるようです。


【参考】 原色昆虫大図鑑Ⅲ 図版PL91 解説P241


2023年6月27日火曜日

マエキトビエダシャク 前黄鳶枝尺蠖

Nothomiza formosa (Butler, 1878)


Geometridae シャクガ科
Ennominae エダシャク亜科
〇2023.06.27 庭で

〇2020/07/10 庭で
  • 前翅の外縁近くの黄色の紋が、外縁に沿うように流れておらず、前縁付近の黄色の模様が大きいことから、オオマエキトビエダシャクと区別される。



○2012.4.13 庭で(茨城南部)

  • 庭のジョウロの中で溺れていたのですが、すぐに元気に飛んで行ってしまいました。
  • 前翅長13㎜程度
  • 良く似た種にオオマエキトビエダシャクがいるのですが、大きさ、前翅の模様などで区分するようです。
  • 大きさや翅の模様はマエキトビエダシャクでよいようですが、出現時期が5月からとなっていて疑問が残ります。これも、たぶんということになります。なかなか難しいですね。

【参考】
  みんなで作る日本産蛾類図鑑 マエキトビエダシャク オオマエキトビエダシャク
  北隆館 日本昆蟲圖鑑(昭和7年)P1286


2023年6月17日土曜日

アカボシゴマダラ 赤星胡麻斑(蝶)

Hestina assimilis assimilis (Linnaeus, 1758)
名義タイプ亜種・大陸亜種
特定外来生物

Nymphalidae タテハチョウ科
Apaturinae コムラサキ亜科
○2023/06/17 里山 春型

○2022.04.16 里山 葉に擬態

○2018.04.14 里山 終齢幼虫

〇2017.08.06 里山 卵(エノキの葉)

〇2017.07.15 里山
  • ヤマカガシの死骸に口吻を伸ばしていました。

〇2017.06.17 里山
  • 3齢ほどでしょうか。

○2016.06.19 雪入ふれあいの里公園(幼虫)
  • オオムラサキやゴマダラチョウの幼虫と似ているのですが、尾端の突起(尾角というのでしょうか)を閉じていて、背中の突起が4列あるので、アカボシゴマダラですね。

○2014.08.03 茨城南部(夏型)
  
  • 茨城南部にも進出しているのですね。
  • コナラの樹液に集まっていました。

○2012.06.07 東京都青梅市で(春型:白化型)
  •  コナラの樹液にはいろいろな虫たちが集まっています。
  • キアシナガバチを翅を広げて威嚇します。 
  • ゴマダラチョウの春型♀の白化型と思ったのですが、匿名さんからご指摘があり、アカボシゴマダラに訂正しました。
  • 最初は、エゾシロチョウかと思いましたが、一番上の写真に翅の表側が撮れていますが、よく見ると違いました。暫く、図鑑を調べて、ゴマダラチョウの白化型まで、ようやく辿り着いたので、そのまま載せてしまいました。ところが、手持ちの図鑑にはありませんでしたが、分布から考えても(ゴマダラチョウの白化型は東北のようです。)、アカボシゴマダラの春型のようです。よく見ると、後翅の外縁近くが少し赤いような気がします。
  • 初見のアカボシゴマダラが白化型=春型とは!
  • このチョウは外国から持ち込まれたもののようです。

【参考】 あおもりの蝶たち



2023年6月4日日曜日

バイバラシロシャチホコ

 Cnethodonta grisescens grisescens Staudinger, 1887

眉原白天社蛾

科:シャチホコガ科(Notodontidae)

属:Cnethodonta Staudinger, 1887

〇2023.06.04 茨城県南部

  • オニグルミで
  • 胸脚のうち、中脚、後脚が長く、尾脚も棍棒状
  • 白い模様が特徴
  • まだ、中齢のようだが、とてもユニークな姿
  • バイバラ(眉原)というのは、台湾中部の地名に由来するようで、和名は、台湾亜種の名前を転用したものらしい。https://ameblo.jp/yuutunarutouha/entry-12468783124.html


参考:みんなで作る日本産が類図鑑

http://www.jpmoth.org/Notodontidae/Cnethodonta_grisescens_grisescens.html



ハラグロオオテントウ

Callicaria superba

コウチュウ目(鞘翅目)

テントウムシ科

〇2023.06.04 茨城県南部 蛹
  • 南方系のテントウムシ
  • 日本最大級
  • 茨城県では、2021年に記録があるようだ。


カシワマイマイ

カシワマイマイ 柏舞舞蛾
Lymantria mathura aurora
ドクガ科 Lymantriidae

〇2023.06.04 幼虫
  • オニグルミの幹で

○2012.07.18 羽化(♂)



  • 長野に行っている間に、羽化していました。
  • 前翅長 21mm程度
  • ノンネマイマイの幼虫と思って観察していたのですが、大きくなるにしたがって疑問になってきました。案の定、カシワマイマイ(♂)でした。

  • 6月末頃、ヤマモモから、ウツギに移動して蛹化(ネットの中だったので、ほかになかったのですが) 上は抜け殻

○2012.06.13 老齢幼虫

  • 体長約50mm だいぶ白っぽくなってきました。
  • 胸部第3節の模様、腹部第4節後半から第6節の前半までの模様もはっきりしてきて、終齢でしょうか。
  • 背中のコブも白っぽくはなってきたのですが、青くはならないようです。
  • このまま、ここで、蛹になってくれると良いのですが。北海道では7月上旬に蛹化し、8月上旬に羽化となっていますが、半月ほど早くなるのでしょうか。年1化ですので、チャンスは1回です。

○2012.06.07 その後2
  • 体長30mm
  • 胸部第3節と腹部第5節の黄白色の模様が目立ってきました。背中のコブは橙っぽいままです。

○2012.06.04 幼虫その後
  • 背面のコブが目立つようになりました。

○2012.05.29 家の庭で(幼虫)
  • ヤヤモモについていました。
  • 若齢幼虫のようです。
  • 腹部第6,7各節背面中央のオレンジ色の小突起(背腺)が目立っています。
  • 老齢幼虫はだいぶ違っているようです。




2023年6月1日木曜日

トゲアシオオクモバチ(トゲアシオオベッコウ)

Priocnemis (Umbripennis) irritabilis Smith, 1873

ハチ目(膜翅目)クモバチ科

○2023/06/01 庭で