2013年11月26日火曜日

マルハナノミ亜科の類

31.1 Subfamily Scirtinae Fleming, 1821 

マルハナノミ上科
マルハナノミ科
○2013.11.18 茨城南部で


  • 3㎜程度
  • 毛深くて、タヌキ顔のこの甲虫 正体が分からず、いつもお世話になっている「むし探検広場」に投稿したところ、けいさんという方から、ニッポンチビマルハナノミあたりではとのご教示がありました。
  • ニッポンチビマルハナノミは2005年に、愛媛大学の吉富准教授により、新種として発表されたものですが、なかなか、同定が難しいようで、交尾器を見る必要もあるようです。
  • マルハナノミ科は、幼虫が水生、成虫が陸生で、水生甲虫とされ、また、ニッポンチビマルハナノミは流水性種とされているのですが、家のまわりには、水たまりしかないのもあり、マルハナノミ亜科の類としました。




2013年11月24日日曜日

ケブカチビナミシャク 毛深矮波尺蠖

Gymnoscelis esakii Inoue, 1955

シャクガ科(Geometridae)
ナミシャク亜科(Larentiinae)
○2013.11.24 家で(♀)


  • 前翅長約9mm
  • フラッシュをたくと、緑が綺麗な蛾です。
  • ♂の前翅の前縁は直線的で、翅頂部はやや前方に湾曲しているそうで、♀は翅が丸みをもつとされています。
  • 自然光では、赤茶色が目立ってきます。

  • フラッシュをたくと、裏側も、細かく光って見えます。
  • 種小名の esakii は、昆虫学者の江崎悌三博士に献名されたもののようです。

【参考】
 四国産蛾類図鑑では、♂♀の写真がみれれます。


2013年11月20日水曜日

オオアオイトトンボ 大青糸蜻蛉

Lestes temporalis Selys, 1883

Lestidae アオイトトンボ科
○2013.11.20 高崎自然の森(♀)

  • 車のアンテナにとまっていました。


○2011.10.01 里山で(写真を追加)
  • これも♂のようです。

○2011.08.10 里山で
  • アオイトトンボ、コバネアオイトトンボとオオアオイトトンボは類似していますが、翅胸側面の金属緑色の部分の先端が,第2側縫線に全く届かないのがコバネアオイトトンボで,届くか届かないかくらいで点で接する程度のものがアオイトトンボ,広く接するのがオオアオイトトンボとなります。
  • この個体は副性器が目立ちませんが尾部の形状から、♂のようで、第10腹節のみが白くなっており、さらに、第2側縫線に広く接しているので、オオアオイトトンボとしました。

【参考】



2013年11月18日月曜日

アサヒエビグモ 旭海老蜘蛛

アサヒエビグモ 旭海老蜘蛛
Philodromus subaureolus
クモ目>エビグモ科

○2013.11.18 家の中で



  • 6-7㎜程度
  • これが、アサヒエビグモとすると、前のは、はて?
  • 外雌器はやはり、よく分かりません。
  • この類も、標本を確保して、外雌器や触肢をちゃんと見ないと難しいようです。


○2012.06.05 家の庭で

  • やや色が白いのですが、これといった特色がなく、色彩、斑紋には濃淡があるとされているので、アサヒエビグモとしました。
  • なお、ウェブ上でシロエビグモの画像とされているものに似ているのですが、図鑑(日本のクモにはシロエビグモは載っていません。)からかけ離れているようなきがします。
  • 体長が5㎜程度あるので、成体の♀と思われます。

【参考】 日本のクモ P237
     写真日本クモ類大図鑑 図版P134 解説P263(シロエビグモ)

2013年11月3日日曜日

ヨモギハムシ 蓬葉虫、艾金花虫

Chrysolina aurichalcea (Mannerheim, 1825)

Chrysomelidae ハムシ科
Chrysomelinae ハムシ亜科
○2013.11.03 家の庭で


  • イソギク(磯菊)の花についていました。
  • すぐに死んだふりです。
  • シャーレに入れて、家に招待
  • この類、ヨモギハムシの仲間は区別が難しいようですが、光沢が強いので、ヨモギハムシとしてみました。