2014年8月23日土曜日

トサカフトメイガ 鶏冠太螟蛾

Locastra muscosalis (Walker, 1866)

メイガ科(Pyralidae)
フトメイガ亜科(Epipaschiinae)
○2014.08.23 茨城南部の里山で

  • クルミの葉を丸めて隠れていたのですが、ゴメン


  • もうすぐ、地上に降りて繭をつくるのでしょうね。




○2014.01.11 茨城南部の里山で 

  • クルミ(オニグルミ)の木の下で拾った繭
  • ゴメン!開けてみると、前蛹状態の幼虫が
  • 9月頃に地上に降りて、表面から1cmほどの地中で繭を作り、その中で老熟幼虫はちぢんで越冬するのだそうです。
  • 6月頃に羽化するまえに蛹化するのでしょうか?いずれにしても、クルミに回りで大量に見つかるようですので、また、見つけてみたいと思います。
【参考】
原色日本蛾類幼虫図鑑(下)図版34 P70 保育社S44


クロスジアワフキ 黒條泡吹

Aphrophora vittata Matsumura, 1903

221030180000
Aphrophoridae アワフキムシ科
○2014.08.23 茨城南部の里山で


  • 久しぶりに見かけました。
  • 笹についていました。


○2010.08.12 家で
  • 風に吹かれたのか、網戸についていた。
  • 体長(翅端まで)12mm
  • 基本的には、前翅の顕著な黒色条紋によったが、前胸背に3本の隆起線及び後脛節の2本の棘も確認できた。
  • このところ、いずれも初見であるが、コガシラアワフキホシアワフキなどアワフキの類を見かけている。



コウゾハマキモドキ 楮葉巻擬き

Choreutis hyligenes (Butler, 1879)

315100290100
Choreutidae ハマキモドキガ科
Choreutinae ハマキモドキガ亜科
○2014.08.23 茨城南部の里山で

  • そばに、ヒメコウゾがありました。





キイロテントウ 黄色天道 黄色瓢虫

Illeis koebelei koebelei  Timberlake, 1943


Coccinellidae  テントウムシ科 
Coccinellinae テントウムシ亜科
○2014.08.23 茨城南部の里山で
  • 横から

○2013.09.14 茨城南部の里山で
  • いつもの桑の木にいました。
  • キイロテントウはカビクイテントウ族に属し、いろいろな植物の葉に寄生するウドンコ病菌を食べる珍しい昆虫です。

Yellow Ladybird Beetle




ムモンホソアシナガバチ 無紋細脚長蜂

Parapolybia indica indica (Saussure, 1854)

Vespidae スズメバチ科
○2014.08.23 茨城県南部の里山で
  • 触角が細く、先がカーブしているので、みんな♂のようです。
  • 何をしているのでしょう?
○2014.04.19 里山で
  • もう4月半ばなのに、まだ越冬体制なのでしょうか?
  • 4月では、まだ働き蜂もこんなに生まれていないでしょうね。
○2013.09.21 茨城南部の里山で
  • どれも♀のようです。
  • 次世代の女王候補の雌たちは集団越冬するそうですが、もう越冬の準備でしょうか。

2014年8月19日火曜日

オニベニシタバ 鬼紅下翅

Catocala dula Bremer, 1861

315240821500
Noctuidae ヤガ科
Catocalinae シタバガ亜科
○2014.08.19 里山で

○2012.07.17 白馬村で

  • 朝のホテルの周りには蛾が一杯
  • カトカラ属は、ギリシャ語のkato=下、kalos=美しいに由来している属名で、後翅が綺麗な蛾です。
  • 日本では、~シタバ(英:~underwing)だそうです。

     カトカラ同好会



シロシタバ 白下翅

Catocala nivea Butler, 1877


ヤガ科(Noctuidae)
シタバガ亜科(Catocalinae)
○2014.08.19 里山で

  • 逆さになっていたので、裏側が見れました。


○2014.07.20 里山で
  • 夜の観察会で会えました。
  • 下の翅を見せてもらえました。


○2013.08.31 里山で
  • 飛んだ時に、後翅(下翅)が見えてきれいですが、翅を広げて見せてはくれませんでした。


【参考】 みんなで作る日本産蛾類図鑑
 この図鑑では、原名亜種としていました。 
80-252
Catocala nivea nivea Butler, 1877


【レッドリスト】 大阪など4府県指定


2014年8月14日木曜日

ベニスズメ 紅天蛾、紅雀蛾

Deilephila elpenor lewisii (Butler, 1875)

315220750200
Sphingidae スズメガ科
Macroglossinae ホウジャク亜科
○2014.08.14 里山で

  • 曇り空の中、コナラの樹液酒場には、ベニスズメも来ていました。
  • 驚きの色合いです。
  • ホバリングしながら吸蜜していました。
  • (2011年7月の写真を差し替え)




2014年8月11日月曜日

カギバモドキ

Pseudandraca gracilis (Butler, 1885)

315210720000
Bombycidae カイコガ科
○2014.06.17 日光口下りPA(♂)
  • 特徴のある止まり方なのですが、さっぱり。
  • 触角が立派な櫛毛なので、♂
  • そのうちになんとかなるでしょう。
○2014.08.11 追記
  • ryoiさんの「虫愛づる記録」を拝見していたら、似た蛾が載っていました。クワコではなかったのですが、同じ、カイコガ科のカギバモドキでした。
  • やっぱり何とかなるものですね。


2014年8月10日日曜日

マツモムシ 松藻虫

Notonecta triguttata Motschulsky, 1861


カメムシ目 Hemiptera
マツモムシ科 Notonectidae
○2014.08.10 



  • 車の中でお亡くなりになっていました。
  • 14mm程度
  • 脚だけでなく、お腹にも毛があって空気をためることができるのでしょう。



○2011.03.03 陸平で
  • コマツモムシと区別が良くわからないのですが、水面近くにいたので、マツモムシとしました。


2014年8月9日土曜日

シロテンハナムグリ 白点花潜

Protaetia orientalis submarumorea (Burmeister, 1842)


244090421000
Scarabaeidae コガネムシ科
Cetoninae ハナムグリ亜科
○2014.08.09 美浦で

  • ボタンヅルで
  • 頭楯がへこみ、翅先の尖り具合が小さいことから、シロテンハナムグリとしました。
  • まあ、こちらの方が普通ですよね。


セスジイトトンボ 背条糸蜻蛉

Cercion hieroglyphicum (Brauer, 1865)


071000010000
Agrionidae (Coenagrionidae auct.) イトトンボ科
○2014.08.09 美浦で


  • ガガブタの葉の上で
  • オオイトトンボ、ムシジイトトンボなど似ている種がいるのですが、①肩縫線の中に淡色線があること、②眼後紋が三角で、後頭条があることから、セスジイトトンボとしました。

【参考】 ネイチャーガイド「日本のトンボ」P128
      mitsumasa's home


マダラアシゾウムシ 斑脚象鼻虫

Ectatorhinus adamsii Pascoe, 1871

244221263504
Curculionidae ゾウムシ科
Cryptorhynchinae クチカクシゾウムシ亜科
Ithyporini 族
○2014.08.09 茨城南部の里山で

  • コナラの樹液に夢中。カブトムシにちょっとどいてもらって撮影
  • コブが目立ちます。
  • 脚に斑があるようですが、この写真でははっきりしていません。


Curculionidae ゾウムシ科
Molytinae アナアキゾウムシ亜科
Ithyporini 族


ササキリ 笹螽蟖

Conocephalus melas (de Haan, 1842)

Orthoptera バッタ目(直翅目)
Ensifera キリギリス亜目(剣弁亜目)
Tettigoniidae キリギリス科
Conocephalinae ササキリ亜科
○2014.08.09 茨城南部の里山で(♀・若虫)
  • 翅芽が見えてきています。終齢近くでしょうか。

○2012.09.22 茨城南部の里山で(上♀、下♂)

  • 触角が細くて、体より長い。耳はあれば、前脚の脛に。産卵管は管になっていることから、キリギリス亜目
  • 体の断面は縦長で、その他の形状から、キリギリス科
  • 後は絵合わせで、ササキリに

  • .この♂は触角が短くなっていて、その上に右の後脚もなくなっていますが、なにか事故にあったのでしょうか。
  • ♂は、小さな声で、ジキジキジキ・・・と鳴くそうです。
  • 左翅が上になっているというのですが、よく分かりません。

ウスグモスズ 薄雲鈴

Usugumona genji Furukawa, 1970


Trigonidiidae ヒバリモドキ科
○2014.08.09 茨城南部(幼虫)

○2013.09.14 茨城南部(長翅型)
  • 桑の葉の裏で
  • 小形のコオロギ類
  • 日本で見つかった種ですが、その経緯から外来種と推定されているようです。
  • 源氏物語の薄雲から名付けられたようです。



【参考】 
 “日本で新発見された外来生物”という奇異な存在 – ウスグモスズ
 成城の動植物


ハラアカヤドリハキリバチ 腹赤寄生葉切蜂

Euaspis basalis


Megachilidae ハキリバチ科
Megachilinae ハキリバチ亜科
○2014.08.09 里山で

  • アレチハナガサで


○2012.08.19 美浦で
  • メハジキで
  • 体は黒色で、腹部第1節後縁以下は赤褐色。
  • これまでハラアカハキリバチヤドリと呼ばれてきたとされますが、ややこしいですね。
  • オオハキリバチ(Chalicodoma sculpturalis) に労働寄生するそうです。




2014年8月3日日曜日

ウスバカゲロウ 薄翅蜉蝣

Hagenomyia micans (MacLachlan, 1875)

230000130200
Myrmeleontidae ウスバカゲロウ科
Myrmeleontinae 亜科
○2014.08.03


  • 車のフロントグラスのところにどのように入り込んだのでしょう。
  • 前翅長44mm 体長37mm

アオカナブン 青金蚉

Rhomborrhina unicolor Motschulsky, 1861

244090421000
Scarabaeidae コガネムシ科
Cetoninae ハナムグリ亜科
○2014.08.03 近所(茨城南部)で



  • 見る角度で色が違います。
  • クロカナブンやカナブンと場所を争っていました。

ミドリヒョウモン 緑豹紋(蝶)

Argynnis paphia (Linnaeus, 1758) 

Nymphalidae タテハチョウ科
Heliconiinae ドクチョウ亜科
Heliconiini ドクチョウ族
○2014.08.03 美浦で(♂)

○2012.08.04 野反湖で(♀)


  • ♂はオレンジ色が綺麗ですが、♀の翅表はやや地味です。
  • 後翅の裏の緑色は♀のほうが色が濃いようです。


○2012.4.25 庭のアメリカスミレサイシンで(幼虫)

  • 終齢でしょうか。
  • 庭のスミレ類もだいぶ増えたので幼虫もみれるようになりました。
  • ツマグロヒョウモン以外のヒョウモン類は、初夏に羽化し、夏は活動せずに夏眠し、秋になって活動を開始するそうです。
  • どうも、ツマグロヒョウモンが目立つと思っていましたが、なるほど。

○2006.06.17 那珂で(成虫♂)



アメリカシロヒトリ 亜米利加白灯取(蛾)

Hyphantria cunea (Drury, 1773)

315240780200
Arctiidae ヒトリガ科
Arctiinae ヒトリガ亜科
○2014.08.03 美浦で(幼虫)

  • クルミの木で


77-0113

2014年8月2日土曜日

シロフアオシャク 白斑青尺蠖

Ochrognesia difficta (Walker, 1861)

315190660300
Geometridae シャクガ科
Geometrinae アオシャク亜科
○2014.08.02 裏磐梯で

  • なかなか印象深い模様です。


【参考】 みんなで作る日本産蛾類図鑑
Eucyclodes diffictus (Walker, 1861)

オナガサナエ 尾長早苗

Onychogomphus viridicosta (Oguma, 1926)

073000100000
Gomphidae サナエトンボ科
○2014.08.02 裏磐梯 ♂


  • ウチワヤンマかと思いましたが、尾部の形状が異なっていました。
  • ルリボシヤンマ、オオヤマトンボ、オニヤンマ、コオニヤンマ、ハグロトンボ、ヨツボシトンボ、マユタテアカネ、シオカラトンボ、ギンヤンマ、クロイトトンボ、モノサシトンボ、エゾトンボなどなど、さすがに、裏磐梯高原でした。