2013年5月25日土曜日

セミスジコブヒゲカミキリ 背三条瘤髭天牛


Rhodopina lewisii lewisii (Bates,1873)

カミキリムシ科
フトカミキリ亜科
コブヒゲカミキリ族
○2013.05.25 茨城南部で(♀)


  • ♂は、触角が長く、第3節も膨らむので、♀のようです。



ホソオビヒゲナガ 細帯鬚長(蛾)

Nemophora aurifera (Butler, 1881)


ヒゲナガガ科(Adelidae)
亜科和名未定(Adelinae)
○2013.05.25 茨城南部の里山で(♀)

  • ♀の触角は短いのですが、それでも全部にはピントが合いません。


○2013.04.27 茨城南部の里山で(♂)
  • 翅長7mm程度とすると、触角は30mmほどになるのでしょうか。
  • ♀の触角は、半分程度です。
  • 相変わらず、ボケています(結構、風が吹いていたと云い訳)。そのうちにクリヤーな写真を撮りたいものです。




アリスアブ(アリノスアブ) 蟻巣虻


Microdon japonicus Yano, 1915


ハナアブ科 Syrphidae
Microdontinae (アリノスアブ亜科)
Mictodontiane (アリノスアブ族)
○2013.05.25 茨城南部で(♀)
  • MOKUROKUでは、アリスアブ
  • 幼虫がアリ(トビイロケアリなど)と共生していることで有名
  • 目が大きく、お尻も大きく、腰を下ろしているような止まり方です。


【参考】 市毛さんの「ハナアブの世界」

アナバチ型群sp


ミツバチ上科 Superfamily Apoidea 
(Spheciformes: アナバチ型群)


  • 地面の穴のまわりにオオクロアリの結婚飛行か、翅のあるアリが一杯と思ったのですが、どうも様子が違います。
  • アリとハチの違いってなんだっけ?同じ目なのですが、後で調べたら、アリには、胸部と腹部の間に腹柄節があるのだそうですが、この時は、どうも、触角が違うということでハチのようだとなりました。
  • さて、12-13mmのこのハチは、ツチスガリの類でしょうか、それともギングチバチの類でしょうか?これも、さっぱり。
  • 結局、アナバチ型群のどれかということにしました。
  • 昔は、アナバチ科、あるいはジガバチ科だったものが、現在は、ギングチバチ科やフシダカバチ科というのがあるのだそうです。


オオシラホシアツバ 大白星厚翅


Edessena hamada (Felder & Rogenhofer, 1874)

ヤガ科(Noctuidae)
クルマアツバ亜科(Herminiinae)
○2013.05.25 茨城南部

  • ジャノメチョウの類かと思ったのですが、地面に飛んだ(落ちた?)後、少々、突っついても動きません。
  • 白い紋様が印象的ですが、やや大きめのボッテとした蛾です。


2013年5月13日月曜日

トビズムカデ 鳶頭百足


Scolopendra subspinipes mutilans


オオムカデ目 Scolopendromorpha
オオムカデ科 Scolopendridae
2013.05.13 家の中で


  • 奥さんの大声でびっくり
  • 確かに、12cmほどの大物でした。
  • アカズムカデと微妙なのですが、アカズの方は、足が赤く、小振りのようです。

オオヨツボシゴミムシ 大四星塵虫

Dischissus mirandus Bates, 1873
オサムシ科 ヨツボシゴミムシ亜科
○2013.05.13 家の中で
  • この頃なのですね。
  • このほか、10cmを超えるトビズムカデもいました。


○2011.05.10 家の中で
  • 20mm程度
  • コカブトムシのほか、アリ、セイヨウミツバチなども入ってきています。

2013年5月12日日曜日

ルリハナアブ

○2013.05.12 家で(横から)
  • キンバコデマリ(アメリカテマリシモツケ)で


○2011.05.17 美浦で

ルリハナアブ 瑠璃花虻
Eristalinus (Lathyrophthalmus) viridis (Coquillett, 1898)
Syrphidae ハナアブ科, Milesiinae ナミハナアブ亜科
Eristalini ナミハナアブ族
  • 5/14 美浦で ヒメジオンで
  • 緑金色がとてもきれいなアブです。
  • 複眼の間が開いているので、♀のようです。

参考 いつもお世話になっている市毛さんの ハナアブの世界 

2013年5月11日土曜日

オオミドリサルハムシ 大緑猿金花虫


Platycorynus japonicus japonicus Jacoby, 1896

Chrysomelidae ハムシ科
Eumolpinae サルハムシ亜科
○2013.05.10 奄美で

  • 10mmほどの大型で美麗なハムシです。
  • 奄美・沖縄に分布
  • 沖永良部に別亜種がいるそうです。


2013年5月10日金曜日

ダンダラテントウ 段斑瓢虫、段斑天道虫

Menochilus sexmaculatus  (Fabricius, 1781)

甲虫目>テントウムシ科>テントウムシ亜科

○2013.05.10 奄美で
  • 南方系らしく、赤っぽい。
  • シマアザミで


○2011.06.06 家の庭で
  • 6mm程度で、ナミテントウよりやや小さい。
  • ナミテントウとは、触角の先が細くなっているかで見分けるようです。
  • 模様は変化が多いようで、四紋や六紋もあるようです。




ケブカクロハムシダマシ 毛深黒偽葉虫 毛深黒偽金花虫(漢字和名?)


Lagria  notabilis  Lewis, 1896

Lagriidae ハムシダマシ科
Lagriinae ハムシダマシ亜科
○2013.5.10 奄美で

  • Mokurokuでは、奄美特産のようです。
  • 色々調べていたら、なんと、クロケブカハムシダマシ(アオハムシダマシ属 Arthromacra)というのもいて、これは、全国に分布するようです。少し似ているようですが、前翅に条が目立ちます。
  • なお、Lagria属は、ハムシダマシ属とされるようです。Mokurokuには、ハムシダマシなど4種が登録されています。




2013年5月9日木曜日

タラノキフキバッタの幼虫? 楤木蕗飛蝗


Fruhstorferiola okinawaensis (Shiraki, 1930)

Acrididae  バッタ科
○2013.05.08 奄美で

○2013.05.09 奄美で

  • 1枚目はいつの間にか、捕虫網に入っていたもので、2枚目はツワブキについていた別個体です。
  • ウィキに、春頃に、幼虫が、ツワブキなどに群れているとなどの記載もあり、はっきりしませんが、分布(奄美大島~沖縄本島北部)からタラノキフキバッタの幼虫としてみました。


ギンボシザトウムシ 銀星座頭虫


Pseudogagrella amamiana (Nakatsudi, 1942)

カワザトウムシ科 Sclerosomatidae
スベザトウムシ亜科 Leiobuninae
○2013.05.09 奄美で
  • 黒色で頭部に1つ、腹部背面に1対の明瞭な白紋があり、幼体なのでしょうか。
  • 九州南部以南に分布
  • いたるところで見たのですが、体を揺らしていることが多く、ピントが合いにくかったです。

オキナワイチモンジハムシ 沖縄一文字金花虫


Morphosphaera  coerulea Schonfeldt, 1890

Chrysomelidae ハムシ科
Galerucinae ヒゲナガハムシ亜科
○2013.05.09 奄美で

  • 奄美以南に分布
  • 前翅は緑味を帯びた美しい光沢を持っています。


ホシヒトリモドキ 星灯取擬き(和名漢字?)


Asota plana lacteata (Butler, 1881)

ヤガ科(Noctuidae)
ヒトリモドキガ亜科(Aganainae)
○2013.05.09 奄美で

  • イヌビワ(クワ科イチジク属)にわんさか
  • 屋久島以南に分布とされています。

     幼虫図鑑



アマミヒゲコメツキ 奄美角叩頭虫、奄美髭米搗虫


Pectocera  amamiinsulana Nakane, 1957


Elateridae コメツキムシ科
Pityobiinae オオコメツキ亜科
○2013.05.09 奄美で
  • 奄美、沖縄に分布
  • 本土のヒゲコメツキと比べると、スマートで、目が飛び出しているようにみえます。とはいうものの、はっきりした区別点は不明。分布からアマミとしました。
  • 立派なヒゲ(触角)は♂で、♀鋸歯状。
  • このヒゲは、フェロモンを頼りにメスを探すアンテナなのでしょうか。


アマミアオジョウカイ 奄美青浄海坊


Themus kazuoi kazuoi N.Ohbayashi et M.Sato

Cantharidae ジョウカイボン科
Cantharinae  ジョウカイボン亜科
○2013.05.09 奄美で

  • 奄美、沖縄に分布
  • ジョウカイボンの仲間で、珍しく名前が判明


クロセセリ 黒挵


Notocrypta curvifascia (C. Felder et R. Felder, 1862)

Hesperiidae セセリチョウ科
Hesperiinae セセリチョウ亜科
○2013.05.10 奄美で

  • 九州以南であったものが、分布を拡大しているそうです。
  • やや地味ですが、前翅の白い紋が印象的です。


2-23a オキナワカラスアゲハ 奄美亜種 沖縄烏揚羽(蝶)

Papilio ryukyuensis Fujioka, 1975

Papilionidae アゲハチョウ科
Papilioninae アゲハチョウ亜科
Papilionini アゲハチョウ族


2-23a オキナワカラスアゲハ 奄美亜種
種名
Papilio ryukyuensis Fujioka, 1975 
亜種名
Papilio ryukyuensis amamiensis (Fujioka, 1981)

○2013.05.10 奄美で

  • カラスアゲハの亜種とされていたものが、別種とされるようになっています。
  • 沖縄には、原名亜種が分布し、色彩などに差異があるようです。
  • 奄美亜種♀で、後翅の赤色弦月紋が強く発達しています。
  • なお、♂には前翅下部に暗色の性標があるようです。


【掲載種】 ミヤマカラスアゲハ

※学名は、Binran(日本産蝶類和名学名便覧)によりました。


ヒメシルビアシジミ 姫シルビア小灰(蝶)


Zizina otis riukuensis (Matsumura, 1929) 

Lycaenidae シジミチョウ科
Lycaeninae シジミチョウ亜科
Polyommatini ヒメシジミ族
○2013.05.09 奄美で

  • 和名のシルビアというのは、1922年に、和名の命名者である中原和郎氏が夭折された長女Sylviaさんの名を付けて発表したものだそうです。
  • シルビアシジミの琉球亜種とされていたものが、近年のDNAによる研究により、別種とされました。少し古い資料では、ヒメシルビアシジミは載っていません。
  • 写りこんでいるのは、食草のヤハズソウでしょうか。奄美では、コメツブウマゴヤシなども良く見かけました。
  • 渡瀬線の南で、もちろん初見。


【参考】 渡瀬線

  •  トカラ構造海峡とも呼ばれる、トカラ列島南部の悪石島と小宝島の間に引かれた生物の分布の境界線(大きくは、屋久島と奄美大島の間)。
  •  熱帯性のものと温帯性のものとの分布がこの境界線で区分されるのだそうです。


リュウキュウベニイトトンボ 琉球紅糸蜻蛉

Ceriagrion auranticum ryukyuanum Asahina,1967


イトトンボ科  Coenagrionidae
キイトトンボ属 Ceriagrion
○2013.05.09 奄美で(♂)


  • 本場でも見ることができました。
  • まだ早かったのでしょうか、♂しかみつかりません。
  • 東南アジアに原名亜種が分布し、日本と中国の個体群が亜種リュウキュウベニイトトンボとされています。


○2012.08.18 茨城南部で(♂)

  • まさかのリュウキュウベニイトトンボ
  • やままゆさんのところで見せていただきました。
  • 水草についてきたリュウキュウベニイトトンボのようです。




2013年5月8日水曜日

キハラモンシロモドキ 黄腹紋白擬き


Nyctemera cenis (Cramer, 1777)

ヒトリガ科(Arctiidae)
ヒトリガ亜科(Arctiinae)
○2013.05.09 奄美で


  • 昼行性の蛾で、珍しい蝶かと、思わず、追いかけてしまいました。
  • 結構、パタパタなのに騙されてしまいます。


【参考】 沖縄産蛾類幼虫の図説と食草

リュウキュウハグロトンボ 琉球鉄漿蜻蛉 琉球羽黒蜻蛉

Matrona japonica Forster, 1897


Calopterygidae カワトンボ科
○2013.05.08 奄美で

葉の上で、♂と♀


岩の上で、♂と♀


  • ♂の緑金色がとてもきれい。
  • ♀もハグロトンボよりずっと、きれいで、白い偽縁紋が印象的です。
  • Matrona basilaris japonica Forster, 1897として、東南アジアの種の亜種とする説もあるようです。
  • 奄美、沖縄諸島の特産種とされるが、奄美個体群と沖縄個体群とは差異があるとされています。


【参考】 ネイチャーガイド 日本のトンボ 2012年 P48

サツマヒメカマキリ 薩摩姫蟷螂


Acromantis australis Saussure, 1871

Acromantidae ヒメカマキリ科
○2013.05.08 幼虫 奄美で


  • モンパノキには、色々な虫たちがきていました。その葉裏で。
  • カマキリとは思ったものの、小さいこと、ナンジャコリャー・・・
  • ヒメカマキリまでたどり着きましたが、さらに、サツマヒメカマキリというのがいるそうです。
  • むし探検広場にAnonymomyia先生がコメントをされていました。
  • 結局、頭に角(円錐状突起)があることから、サツマヒメカマキリと判明しました。
  • まだまだちびすけで、1cmほどだった思います。


【参考】 むし探検広場 ヒメカマキリとサツマヒメカマキリの見分け方

2013年5月7日火曜日

アマミウラナミシジミ 奄美裏波小灰蝶


Nacaduba kurava (Moore, [1858])

Lycaenidae シジミチョウ科
Lycaeninae シジミチョウ亜科
Polyommatini ヒメシジミ族
○2013.05.07 奄美で


  • これも初見。


オキナワビロウドセセリ (オキナワビロードセセリ) 沖縄天鵞絨挵


Hasora chromus (Cramer, [1780]) 


Hesperiidae セセリチョウ科
Coeliadinae アオバセセリ亜科
○2013.05.07 奄美で


  • 奄美諸島以南に分布
  • もちろん、初見です。
  • 翅をたたんで止まるので、表は見られませんが、♀には、前翅中央に黄白紋があるそうです。今度行く機会があったら、目をこらしてみましょう。


2013年5月1日水曜日

シリアカマメゾウムシ 尻赤豆象鼻虫

Bruchidius urbanus (Sharp, 1886)

Chrysomelidae ハムシ科
Bruchinae マメゾウムシ亜科
○2013.05.01 庭で

  • 庭のオオデマリの花の中に小さな虫がいました。
  • 最初は、カツオブシムシの類かと思いましたが、どうも様子が違います。色々調べて、シリアカマメゾウムシにたどり着きました。



  • この虫は、最初は、ゾウムシ科、次にマメゾウムシ科、今は、ハムシ科に分類されているようです。
  • 模様は結構、お洒落です。尻赤というのは、腹側から見ると、納得できるような気がします。
  • お腹の後のほうが赤くなっています。