2011年8月24日水曜日

チリイソウロウグモ


チリイソウロウグモ♀ 塵居候蜘蛛
Argyrodes kumadai Chida & Tanikawa 1999
ヒメグモ科イソウロウグモ属

○2011.08.23 家の庭で(♀)
  • 久しぶりに見かけました。網の様子からやはりクサグモの類の網に居候していました。


○2010.08.13 家の庭で(♀)

8/13の写真 腹部しか撮れませんでした。

  • 8/13に庭で面白そうなクモを見つけたのですが、調べても分かりません。頼りにしている「闇クモ画像掲示板」にお伺いを立てたところ、すぐに、くも子さんからご教示がありました。ありがとうございました。

8/16に家の庭で
  • ご教示を頂いた後、再度、庭を探したところ、今度は卵のうと一緒に見つけることができました。
  • コクサグモの網の迷網部に居候しており、卵のうを守るようにしていました。
  • 体長は7.8mm
  • 大型のイソウロウグモで、餌を横取りするそうなので、機会があったら観察してみたいと思います。
宿主のコクサグモ

2011年8月19日金曜日

ホオズキカメムシ 酸漿亀虫

Acanthocoris sordidus (Thunberg, 1783)

Coreidae ヘリカメムシ科
○2011.08.19 1齢幼虫
  • 雨の中孵化して、葉裏にいました。

○2011.08.17 不審なハチが

2011.08.15 庭のマルバルコウソウで 
  • なんとも面白い卵ですが、どうやらホオズキカメムシの卵のようです。


○2010.10.04 家で(5齢幼虫)


○2010.05.20
  • 庭にホオズキ(鬼灯、酸漿)が咲いていますが、ホオズキの名前の由来は、牧野・新日本植物圖鑑によると、茎に方言でホオと呼ばれるカメムシの類がよくつくことからとされています。(ホオが付く、ホオが好む=ホオズキ)・・・他の説ももちろんあります。頬突きなど

【参考】
  幼虫図鑑



2011年8月16日火曜日

イトカメムシ


イトカメムシ 糸亀虫
Yemma exilis Horvath, 1905
カメムシ目>イトカメムシ科>ヒメイトカメムシ(Metacanthinae)亜科

2011.08.04 庭のアサガオの上で
  •  ヒメイトカメムシより一回り大きいようです。


このブログに掲載している近似種


2011年8月14日日曜日

ウスバカミキリ


ウスバカミキリ 薄翅天牛
Megopis sinica sinica White, 1853
甲虫目>カミキリムシ科>ノコギリカミキリ亜科

2011.08.10 里山で
  • 体色は暗褐色、又は赤みがかった茶色で、名前通り、翅の厚みが薄く、透けたように見えるのでこの名があるそうです。

【参考】



ヤツメカミキリ


ヤツメカミキリ 八目天牛
Eutetrapha ocelota (Bates, 1873)
甲虫目>カミキリムシ科>フトカミキリ亜科>Saperdini(トホシカミキリ族)

2011.08.10 里山で
  •  桜の木にいたのですが、枯れ木ではありませんでした。


ホソカミキリ 細天牛

Distenia gracilis gracilis (Blessig, 1872)

Cerambycidae カミキリムシ科
Disteniinae ホソカミキリ亜科


2011.08.10 里山で


ハガタツバメアオシャク


ハガタツバメアオシャク 歯形燕青尺蛾
Maxates grandificaria (Graeser, 1890)
チョウ(鱗翅)目>シャクガ科>アオシャク亜科

2011.08.07 大町市美麻で
  •  道の駅のトイレの壁で
  • 和名の「ハガタ」は翅の縁が歯でかじったような形状からといわれているようです。



【参考】


オオゴマダラエダシャク


オオゴマダラエダシャク 大胡麻斑枝尺蠖
Parapercnia giraffata (Guenée, 1857)
チョウ(鱗翅)目>シャクガ科> エダシャク亜科

2011.08.07 大町市美麻で
  •  道の駅のトイレの壁で



【参考】


2011年8月13日土曜日

エゾゼミ


エゾゼミ 蝦夷蝉
Tibicen japonicus (Kato, 1925)
カメムシ目>セミ科>セミ亜科

2011.08.07 白馬で


  • 昼、鳴いているときには見つからないのですが、夜、ホテルの明かりにつられてやってくるのでしょうか、朝になると、ホテルのまわりで見つけることができました。



カブトムシ

カブトムシ 兜虫
Allomyrina dichotoma dichotoma Linnaeus, 1771
甲虫目>コガネムシ科>カブトムシ亜科


○2011.08.06 白馬で
  • ホテルのまわりの木に集まっていました。



エゾシモフリスズメ


エゾシモフリスズメ 蝦夷霜降雀蛾 
Meganoton analis scribae (Austaut, 1911)
チョウ(鱗翅)目>スズメガ科>スズメガ亜科

2011.08.06 白馬


  • ホテルの壁で

【参考】



2011年8月11日木曜日

アシグロツユムシ

アシグロツユムシ 脚黒露虫
Phaneroptera nigroantennata Brunner, 1878
バッタ目>キリギリス科>ツユムシ亜科

2011.08.11 茨城県立中央青年の家付近で(幼虫)


ゴマダラシロエダシャク 胡麻斑白枝尺蠖

Antipercnia albinigrata lbinigrata (Warren, 1896)

シャクガ科(Geometridae)
エダシャク亜科(Ennominae)
2011.08.11 茨城県立中央青年の家付近で
  •  これも綺麗な蛾です。


【参考】


2011年8月9日火曜日

アカアシカスミカメ


アカアシカスミカメ 赤脚霞亀虫
Onomaus lautus (Uhler, 1896)
カメムシ目>カスミカメムシ科>Mirinae亜科

○ 2011.08.05 白馬で

  • オトコエシの花を撮っていたら、ついていました。
  • 珍しい種ではないようですが、綺麗な亀虫です。



ミヤマクワガタ ♀

ミヤマクワガタ 深山鍬形虫

Lucanu maculifemoratus Motschulsky, 1861
甲虫目>クワガタムシ科>クワガタムシ亜科

○ 2011.08.05 白馬で
  • ホテルの前のアカマツについていました。
  • 久しぶりに見たのですが、♀でもかなり立派です。


キンモンガ


キンモンガ 金紋蛾
Psychostrophia melanargia Butler, 1877
チョウ(鱗翅)目>アゲハモドキガ科

○ 2011.08.05 白馬で

  • 白色、淡黄色、黄色などがあるそうですが、これは黄色型となるようです。
  • いつ見ても綺麗な蛾です。



【参考】


オオエグリシャチホコ

オオエグリシャチホコ 大抉鯱蛾
Pterostoma gigantinum Staudinger, 1892
チョウ(鱗翅)目>シャチホコガ科

○ 2011.08.05 大町市美麻の神明社で
  • 指が15mm程度ですから、前翅長 25mm程度になると思います。結構大きかったです。下唇鬚が目立ちます。
  • おとなしく手乗りになってくれました。

【参考】



2011年8月4日木曜日

アカハネナガウンカ 赤翅長浮塵子、赤翅長雲霞

Diostrombus politus Uhler, 1896

221010040100
Derbridae ハネナガウンカ科
Zoraidinae ハネナガウンカ亜科
○ 2011.08.04 庭のススキの葉で

  • なんとも面白い虫です。
  • この眼は、ニヤッとしているようです。

参考
  森島啓司さん 本のウンカ・ヨコバイ・アワフキ・ツノゼミ類画像集 


2011年8月3日水曜日

キボシカミキリ

キボシカミキリ 黄星天牛
Psacothea hilaris hilaris (Pascoe, 1857)
甲虫目>カミキリムシ科>フトカミキリ亜科

【更新履歴】
 2011.08.03 ♂♀
 2011.06.26

○ 2011.08.03 近所の桑の葉で
♂と♀と思われます。


○ 2011.06.26 近所の桑で
6/26 近所の桑で
横から
  • 6/26 近所の桑で、30mm程度
  • 左の触角が少し傷んでいる。♂なら体長の3倍、♀なら2倍程度らしいが、はて?
  • 小さい頃に、クワやイチジクの木で見たことがあると思うのですが、キボシカミキリの東日本型は、台湾又は中国北部由来で、1930年(昭和5年)頃に東京都で初記録とされているようで、日本の在来種は、伊豆、対馬、琉球などの島しょ部にいるそうです。
  • Mokurokuには、全部で10種の亜種が登録されているのですが、果たして、原名亜種でよいのでしょうか?
  • なお、いつもの昭和7年の日本昆蟲圖館には、亜種名なしで、普通種として載っていました。



メダカナガカメムシ


メダカナガカメムシ 眼高長亀虫
Chauliops fallax Scott, 1874
カメムシ目>メダカナガカメムシ科>Chauliopinae亜科



【更新歴】
2011.08.02 5齢幼虫を追加
2011.06.26 前方向からの写真を追加
2011.06.17


○ 2011.08.02 家のクズの葉で
左側の黒っぽいのが5齢幼虫
成虫


 
○ 2011.06.26 庭のクズの葉で


○ 2011.06.17 庭のクズの葉で
  • 11
  • 2-3mm
  • クズの葉の上ですばしっこく動き回ります。
  • 複眼に柄があって横にでており、ユーモラスです。
  • 尾部に出ているのは、卵管でしょうか?
  • 和名漢字は例によって、昭和7年の「日本昆蟲圖鑑」ですが、ネットではヒットしません。



参考 全農教「日本原色カメムシ図鑑」友国雅章監修P185



エビイロカメムシ

エビイロカメムシ 蝦色亀虫
Gonopsis affinis (Uhler, 1860)
甲虫目>カメムシ科

【更新履歴】
 2011.08.03 4齢幼虫
 2011.07.29 若齢幼虫(3齢?)
 2011.06.29 成虫(♂・♀)


○ 2011.08.03 近所のススキで
  • 翅が見え始めていますが、まだ、胸部の輪郭がはっきりしておらず、4齢幼虫としました。

○ 2011.07.29 近所で
幼虫
  • 成虫と同じ、近所のススキで
  • この親にしてこの子あり、といったような惚けた幼虫です。
  • 蝦色というのは、この幼虫の色なのでしょうか?

○ 2011.06.29 近所で
成虫♂・♀
  • ススキの葉の上で
  • 手を組み、真剣に見つめあっているようにも見えます。




2011年8月1日月曜日

ハラキンミズアブの類 腹金水虻

Microchrysa japonica

ミズアブ科 Saraginae
ハラキンミズアブ属 Microchrysa
○ 2011.07.28 庭のアサガオの葉の上で(♂)
  • ハラキンミズアブ属の類は、日本では、4種が知られているようですが、種まではたどりつきません。
  • でも、なにやら、面白いアブです。
  • その後、おちゃたてむしさんの「明石・神戸の虫 ときどきプランクトン」を拝見すると、判別点が載っていました。
  • 雄の判別:shanghaiensis(後脛節全体が黄褐色、第2-4腹節は背面が金緑色で後側部に黄褐斑あり)、nigrimacula(後脛節先半が暗褐色、第1-4腹節背面に暗褐色の帯や斑がある)、flaviventris & japonica(後脛節先半が暗褐色、第1-4腹節背面[時には第4腹節中央部を除く]はおおむね黄褐色、ただし例外的に腹部全面が暗褐色~黒色となる)(前者の触角鞭節は1-2節で後者は3節、両者で鞭節末端部の毛の長さが違う)。つまり「黄腹」は最後の2種では共通し、しかも例外がある、とのことで両者の判別には使えないことが判りました。
  • 雌の判別:shanghaiensis(後脛節全体が黄褐色)、nigrimacula & japonica(後脛節先半が暗褐色、ただし両者の判別はできない)、flaviventris(触角鞭節末端の有毛部は広いのが特徴、だそうです)。
  • これは、♂なので、腹部背面が黄褐色のようなので、flaviventris or japonica
  • さらに、一寸の蝿にも五分の大和魂の掲示板No.7444に、M.japonicaの触角の図が載っていて、触角の鞭節端に毛が生えている様子がないので、結局、M.japonicaのようです。

【参考】