2012年7月4日水曜日

キリウジガガンボ


キリウジガガンボ 切蛆大蚊
Tipula aino

ハエ目(双翅目) Diptera
ガガンボ科 Tipulidae
ガガンボ亜科  Tipulinae
○2012.07.04 茨城南部の里山で(♀)
  • 田んぼの稲の間に掴まっていました。
  • この仲間は、同じようなものが多く、標本も作らずに同定することは困難なのですが、以下からキリウジガガンボとしました。
  • 田んぼで見つけたことのほか、①翅の前縁が褐色であること。②胸部は灰褐色で、不明瞭な黒褐色の縦条を具えていること。③触角の基部3節は黄褐色で、第4節以降は暗色となっていること。
  • キリウジ(切蛆)とは、幼虫の形状が腹部を途中から切ったような形をしているためだそうです。ただし、これには、幼虫が、幼根、幼芽を食害することからとの説もあるようです(イネノネキリムシ)。
  • 幼虫は、稲の大害虫として知られていますが、機械移植になり、大きな被害はないようです。

【参考】 原色昆虫大図鑑ⅢP285


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