Gibbaranea abscissa (Karsch 1879)
Araneidae コガネグモ科
○2015.03.01 茨城南部の里山で- エノキ(榎)の根元で、ゴマダラチョウの幼虫を探していたら、キザハシオニグモの♀が越冬しているのを見つけました。
- えっ!クモって、成虫で越冬するんだっけ?
- 卵や幼虫で越冬する種もいるのですが、本州では、落ち葉の下で越冬する種もいるのだそうです。
- キザハシオニグモもその一つで、11月頃から5月頃まで、成虫が見られるようです。
- 寿命は、1年弱ということになるのでしょうか?こんどは、寿命が知りたくなりましたが、このクモについては、はっきりしません。
- 数年生きるものもいるようですが、多くは、概ね1年内外のようです。池田博明さんの「クモの生理 (消化法/毒/触肢と精網/振動感覚/一生)」参照
- オニグモの仲間はよく似ている気がしますが、このクモの特徴ですが、「腹部は茶褐色で、両方は軽く張っている。肩隆起を結ぶ線より後方に階段状(きざはし状)の葉状斑があるのが特徴。」とされています(千国「日本クモ類大図鑑」)。
- 私的には、葉状斑の中にある黒い斑点の方が特徴のような気がしますが、そのような記載はみつかりませんでした。
- さて、このクモは、オニグモの仲間で、水平の正常円網を張るのは、このクモだけだそうです(新海「日本のクモ」)。
- オニグモの類は、昼は網を畳んでしまうものもいるのですが、このクモはどうでしょうね。
※Araneus(オニグモ)属から、Gibbaranea(コブオニグモ)属に、転属しているようですが、Araneus(オニグモ)属に、マルコブオニグモというクモがいて、そちらの方がよっぽど、肩が張っているので、ややこしく感じます。
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