2015年5月5日火曜日

クロスジカギバ 黒条鉤翅(蛾)

Oreta turpis Butler, 1877

Drepanidae カギバガ科
Oretinae フトカギバガ亜科
○2015.05.05 庭で(繭)



  • 繭が2つ見つかりました。
  • 狩蜂にも捕まらず、寄生蜂や寄生蝿にも寄生されずに、無事に羽化できるのでしょうか。
  • 中を覗こうとしたのですが、やや、無理がかかるようですので、ちょっとだけです。
  • さて、幼虫段階でのアシベニカギバとの見分け方ですが、統合前の大分医科大学教授だった宮田彬さんの「九重昆虫記」6 P74によると、『もっとも確からしい区別点をあげると、第3胸節背面の突起の形状である。クロスジカギバの突起は先端が次第に細くなっていることが多い・・・・。また、・・・その突起がゴツゴツした顆粒状の小突起群からなっているように見えるのがクロスジカギバ・・・』となっていることから、どうやら、クロスジカギバの幼虫でまちがいないようです。


○2015.05.01 庭で(若齢幼虫)

  • どなたか書かれていましたが、犬のポーズでじっとしています。
  • 茶色の個体は、頭部及び前胸のそれぞれ1対の角状突起ははっきりしていません。


〇2015.04.28 庭で(幼虫)



  • オオデマリの葉を食べている面白い形をした幼虫がいました。
  • 体長は、尾角をいれて35mm程度(上の個体)。全部で5頭ほどいるようです。
  • 食餌植物は、スイカズラ科:サンゴジュ、ガマズミの類とされていますが、オオデマリも同じスイカズラ科ですね。
  • さて、幼虫段階では、同属のアシベニカギバの幼虫と区別が難しいようですが、緑色の個体がいることから、クロスジカギバとしておきます。
  • いずれ、この葉を捲いて、繭をつくるようですから、観察を続けたいと思います。うまく、羽化するといいのですが。

【参考】


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