2018年10月6日土曜日

ウラナミシジミ 裏波小灰蝶

Lampides boeticus (Linnaeus, 1767)

Lycaenidae シジミチョウ科
Lycaeninae シジミチョウ亜科
Polyommatini ヒメシジミ族
○2018.10.6 里山 ♀
  • 後翅の黒点列が目立ち、前翅の暗色部がはっきり広いことから♀のようです。(フィールドガイド 日本のチョウP138)

〇2016.09.24 里山


2011.09.24 牛久市観光アヤメ公園で

  • シロハギで吸蜜していました。
  • 越冬できるのは、関東南部の沿岸の温暖地域までとされていますので、茨城では越冬できないのですが、秋になると目立ちます。
  • こちらは、前翅の暗色部が狭く、黒点列が目立たないので、♂のようです。(フィールドガイド 日本のチョウP138)


【英名】 Long-tailed Blue


ホシホウジャク 星鳳雀

Macroglossum pyrrhosticta

スズメガ科(Sphingidae)
ホウジャク亜科(Macroglossinae)
○2018.10.06 里山

  • ミゾソバで吸蜜


○2013.12.03 近所で

  • クロホウジャクに似るが本種の方が幾分小型。前翅第6室亜外縁に長方形の黒い紋がある。
  • 名前の似ているホシヒメホウジャクは、属も異なり、更に小型。前翅の内縁が抉れている。
【参考】 蝶の各部の名称
      翅の各部名称

2011.10.13 陸平で

翅の形や模様が透けて見えます
  •  ホシホウジャクの写真も撮れました。
  • お茶の花で何匹も吸蜜
  • 後翅の黄橙の帯の形状などからホシホウジャクとしました。
  • 近似種のクロホウジャクはやや大振りで、後翅の帯は膨らんでおらず、小振りのホシヒメホウジャクは三角形に見えるようです。


【参考】


ツチイナゴ 土蝗

Patanga japonica (Bolivar, 1898)

Acrididae バッタ科
○2018.10.06 里山
  • 幼虫の黒化個体のようです。
○2014.09.03 陸平(美浦村)
  • 翅芽(しが)が大きくなっているので、終齢近くなのでしょうか。
  • バッタは、4~8回脱皮するというのですが、ツチイナゴはどうなのでしょうか。
  • 越冬前に、少なくとも、もう1回は脱皮することになります。
○2013.09.28 雪入で
  • 秋に羽化して、成虫で冬越しです。
  • 光の加減で、細毛がよく見えます。
  • 羽化(最後の脱皮)直後のようです。
○2010.01.19 高崎の森で
  • 冬越中を起してしまったでしょうか。


Patanga japonica is a Japanese grasshopper.
Patanga japonica is distributed over China, India widely any place other than Japan.

2018年10月4日木曜日

ツメクサガ 詰草蛾

Heliothis maritima adaucta Butler, 1878


ヤガ科(Noctuidae)
タバコガ亜科(Heliothinae)
○2018.10.04 牛久沼(花壇)
   

  • 発生時期が7-8とされているのに、新鮮な個体です。年2化なのか、誤差の範囲?
  • 吸蜜しているのは、ムラサキカッコウアザミ(紫藿香薊)

〇2015.09.20 龍ヶ岡公園


  • 当初、ニホンセセリモドキとしていましたが、Hepotaさんからご指摘があり、ツメクサガに訂正します。ありがとうございました。
  • 成虫出現期は、7月~8月で昼行性。
  • 時期は少しずれますが、食餌植物は、ムラサキツメクサ。ぴったしでした。
  • 何をしているかとおもったのですが、疑問も氷解です。



節足動物門 Arthropoda > 大顎亜門 Mandibulata > 昆虫綱 Insecta > 鱗翅目(チョウ目) Lepidoptera > ヤガ上科 Noctuoidea > ヤガ科 Noctuidae > タバコガ亜科(Heliothinae) 
総目録では、12種3亜種

オオタバコガ Helicoverpa armigera


シロオビノメイガ 白帯野螟蛾

Spoladea recurvalis (Fabricius, 1775)

ツトガ科(Crambidae) 
ノメイガ亜科(Pyraustinae)
○2018.10.04 牛久沼(花壇)
  • 裏側から
○2014.09.10 美浦村・陸平

○2012.10.31 我が家で
  • よく見る蛾です。




2018年10月3日水曜日

カスリウスバカゲロウ 絣蛟蜻蛉

Distoleon nigricans


ウスバカゲロウ科 Myrmeleontidae
ウスバカゲロウ亜科 Myrmeleontinae
ヒメウスバカゲロウ族 Nemoleontini
カスリウスバカゲロウ亜族 Neuroleontina
Genus Distoleon
○2018.10.03 龍ケ崎 幼虫
  • 体型、模様、頭部の形状などから。さて、あっているでしょうか?
  • それにしても、近縁のツノトンボのように徘徊性ではないものの、非巣穴形成種とは驚きです。逆に、アリ地獄を形成するもののほうが少ないとは・・・



節足動物門 Arthropoda > 大顎亜門 Mandibulata > 昆虫綱 Insecta > 脈翅目(アミメカゲロ目) Neuroptera > 扁翅亜目(アミメカゲロウ亜目) Planipennia > ウスバカゲロウ上科 Myrmeleonoidea > ウスバカゲロウ科 Myrmeleontidae


2018年9月29日土曜日

イボトビムシ科sp. 疣跳虫

Neanuridae sp.


2 トビムシ目 Collembola
1 イボトビムシ科 Neanuridae
○2018/09/29 里山
  • 2mmほど
  • 検索表をみると、とても同定できないようです。
  • オレンジイボトビムシ?アカイボトビムシの類??
  • トビムシの仲間は跳躍器を持っているものが多いようですが、イボトビムシの仲間は持っていないようです。
  • 原始的な昆虫に入れるものもいますが、入れない者もいるようです。


7 動物界 Animalia >28 節足動物門 Arthropoda>2 大顎亜門 Mandibulata >6 昆虫綱 Insecta >2 トビムシ目 Collembola>1 フシトビムシ亜目 Arthropleona >1 ミズトビムシ上科 Poduroidea >1 イボトビムシ科 Neanuridae


2018年9月28日金曜日

ヒメアカタテハ 姫赤立翅

Vanessa cardui (Linnaeus, 1758)

チョウ目(鱗翅目)
タテハチョウ科
○2018/09/29 稲敷

○2011.11.26 家の庭で

  • このごろ、アカタテハはあまり見かけませんが、ヒメアカタテハはよく見るようになっています。
  • タテハチョウの触角の先は白いのだそうです。

2018年9月22日土曜日

キセルガイ科sp. 煙管貝

Clausiliidae sp.

22軟体動物門 Mollusca
7腹足綱 Gastropoda
3有肺亜綱 Pulmonata  
3Stylommatophora(柄眼目、マイマイ目)
11キセルガイ科 Clausiliidae
○2018.09.22 里山
  • キセルガイの仲間は非常に多く、同定が難しいが、殻の入り口の形で同定することができるのだそうです。
  • ナミギセル Phaedusa japonica あたり?



アヤナミノメイガ 綾波野螟蛾

Eurrhyparodes accessalis (Walker, 1859)


ツトガ科(Crambidae)
ノメイガ亜科(Pyraustinae)
○2018.09.22 里山 ♀

  • お尻に房が見られないので、♀のようです。


〇2017.08.12 里山 ♂

  • おしりにわずかなフサフサがあると♂

アミガサハゴロモ 編笠羽衣

Pochazia albomaculata

ハゴロモ科
○2018/9/22
  • 何度も見ているのに、掲載していなかったようです。


マルツノゼミ 丸角蝉

Gargara genistae

ツノゼミ科
○2018.09.22 里山
  
  • トビイロツノゼミかと思いましたが、翅が透明なので、マルツノゼミとしました。
  • クワ(桑)の枝についていました。


節足動物門 Arthropoda > 大顎亜門 Mandibulata > 昆虫綱 Insecta > カメムシ目 Hemiptera > 頚吻亜目 Auchenorrhyncha > ツノゼミ上科 Membracoidea > ツノゼミ科 Membracidae


ツヤアオカメムシ 艶青亀虫

Glaucias subpunctatus

カメムシ科 Pentatomidae
○2018.09.22 里山
  • 久しぶり
○2010.09.19 里山
  • 体長15mm程度
  • 光沢があり、やや丸っこい。

参考 北隆館「原色昆虫大圖鑑Ⅲ」P142


2018年9月19日水曜日

アカエグリバ 赤抉翅(蛾)

Oraesia excavata (Butler, 1878)

ヤガ科(Noctuidae)
(エグリバ類)(Calpinae)
◯2018.09.18 庭で

〇2015.12.09 庭で

  • 最初は、アケビコノハかと思ったのですが、こんな顔立ちは見たことがありません。
  • この吻で、果実の果汁を吸うので、害虫とされているようです。
  • この寒さで、まったく、飛ばずに、枯葉のうえに落ちてしまいました。
  • 庭に、アオツヅラフジはあったかな?



2018年9月1日土曜日

サビハネカクシ 錆隠翅虫

Ontholestes gracilis (Sharp, 1874)

Staphylinidae ハネカクシ科
Staphylininae ハネカクシ亜科
○2018.09.01 里山

  • 前と同じ場所のキノコで


○2016.08.06 茨城南部
  • キノコの上でうろうろ
  • お尻をくねくね動かして不思議ですね。
  • キノコのくるハエなどに飛びかかって捕食するそうです。
 


マダラミズメイガ 斑水冥蛾

Elophila interruptalis (Pryer, 1877)

ツトガ科(Crambidae)
ミズメイガ亜科(Acentropinae)
○2018.09.01 里山
  • 類似種のクロスジマダラミズメイガは、黒い筋が太く、はっきりしているようです。
○2013.06.26 茨城南部の里山で(幼虫)
  • 切り取った葉を二つに畳んで、その中に隠れていました。
  • まるで、二枚貝のように、水面や葉の上をそのままで移動するようです。
【参考】 YAMKENさんの「明石の蛾達」

○2013.06.22 茨城南部の里山で
  • オニバスで
  • この蛾の幼虫は、スイレンなどの水草が食餌植物だそうです。
  • 蛹は、撥水性があり、葉の裏側につくるそうです。
  • この葉も幼虫に齧られているようです。



2018年8月25日土曜日

ゴイシシジミ 碁石小灰蝶

Taraka hamada (H. Druce, 1875)
English name:forest pierrot=森のピエロ

鱗翅目(蝶類) Lepidoptera
シジミチョウ科 Lycaenidae
アシナガシジミ亜科 Miletinae
○2018.08.25 里山
  • ササの葉裏のアブラムシから吸蜜しているようです。

ヒグラシ 茅蜩、日暮

Tanna japonensis japonensis (Distant, 1892)
英名:Evening cicada
Cicadidae セミ科
Cicadinae セミ亜科
2018.08.25 里山 ♀

2016.08.07 灯火に

2010.08.08 庭で ♂

  • 茨城南部では、夏の始まりと終わりは、ヒグラシです。
  •  ヒグラシはじっとしているのか、セミヤドリガに寄生されているセミの90%を占めるそうです。
  •  寄生されている間は、体液を吸われているのですが、繭になるころには寄主から離れるそうです。


【掲載種】 
 
 


    トノサマバッタ(殿様飛蝗)

    Locusta migratoria Linnaeus, 1758


    132000140000
    Acrididae バッタ科
    ○2018.08.25 里山 褐色型

    ○2014.09.21 牛久沼(緑色型)
    • 大きく(35-65mm)、後翅に黒色帯がなく、胸背面中央が少しへこむのが特徴
    • 他に、褐色型が有る。
    • 中央アジアやアフリカなどで大群をなして移動する長翅型が発生し、飛蝗(ひこう)と呼ばれ、大きな被害をもたらすことがある。英語名はこのことに由来しているのでしょうね。


    Migratory locust = 移住性のバッタ