2009年12月4日金曜日

アオモンツノカメムシ 青紋角亀虫

Dichobothrium nubilum (Dallas, 1851)

Acanthosomatidae  ツノカメムシ科

○2009.12.04 庭で

腹部の生殖節と気門
腹部背板
翅はよく見ると綺麗
  • 庭の斜面のヤツデに来ていたところ、足場が悪かったので、キクに移して撮影
  • ベニモンツノカメムシに似ていますが、腹部背板、腹部の生殖節の形状、気門が黒い小点ではないことなどから、アオモンツノカメムシとしました。
  • アオモンツノカメムシは、Dichobothrium属から、Elasmostethus属に見直され、ベニモンツノカメムシと同じ属とされたようですが、九州大学の昆虫目録(MOKUROKU)では、まだ、Dichobothrium属とされており、日本原色カメムシ図鑑でも同様でした。一方、原色昆虫大図鑑Ⅲでは、Elasmostethus属とされていました。
  • なお、ベニモンツノカメムシの名称については、従前はベニモンカメムシとされていたようで、昭和7年の日本昆虫図鑑(北隆館)および原色昆虫大図鑑Ⅲ(北隆館)ではベニモンカメムシとされており、MOKUROKU、原色カメムシ図鑑などはベニモンツノカメムシとなっており、表記がやや混乱しているようです(所詮、和名のことなのですが)。
  • それにしても、どこが青紋で、どこが角なのでしょうか??(角は、胸部の側方の突起で、青紋は紅紋との対比のようです。)鎮(チン)さんの自然観察記~写真録~

 
【参考】  
  日本産昆虫目録データベース(MOKUROKU)
  カメムシも面白い!!


【掲載している類似種】
 ベニモンツノカメムシ





2 件のコメント:

  1. いろんな位置からよく撮れていますねぇ。
    確かにベニモンは背中の上のに赤い紋がありますが、これは何でアオモンというのか納得いきませんよね。

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  2. ryoiさんこんにちは
     写真は、数打つ鉄砲方式でやっていますが、さらに工夫が必要だと感じています。それはそれとして、何を見ても初見ですので、楽しんでいます。
     

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